無気力に車の車輪を凝視している、負傷した兵士。
警官が足にキスをしている様子。
これは何を表しているのでしょうか。
すでに、街の管理体制が崩壊していることを表現しているのではないでしょうか。
みんな、職業による建前なども忘れ呆然としているような印象を受けます。
それを見て、吐いている人がいるというのも街の荒廃ぶりを印象づけます。
アイスクリーム
ほっとする
I think I saw you in an ice-cream parkour
Drinking milk shakes cold and long
Smilling and waving and looking so fine
Don’t think you knew you were in this song
出典: Five Years/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie
ふるえながら
僕はアイスクリーム屋で君のような人をみた
ミルクシェークを飲むと寒くて凍える
微笑んで手を振って、とても元気そう
この歌に君がいるとは君は思いもよらなかった
出典: Five Years/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie
この歌の舞台は冬。
ですが主人公はミルクシェークを飲んでいます。
より寒さが強調されますね。
主人公は震えながら、知り合いの女性をみかけます。
もしかしたら彼の恋人かもしれません。
地球が滅ぶと分かっていても、アイスクリームは売らねばならないし食べたいものですね。
彼女も、アイスクリームを食べて笑顔になっています。
ほんの一時、救われた気がします。
主人公も、まさか地球滅亡というステージに君がいるとは思わなかったよ。
と自分の境遇を皮肉っているようです。
美しい人
孤独
And it was cold and it rained so I felt like an actor
And I thought of Ma and I wanted to get back there
Your face, your race, the way that you talk
I kiss you, you’re beautiful, I want you to walk
出典: Five Years/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie
母の面影
寒くて雨が降ったので僕は自分が役者のように感じた
そして母のことを考えて帰りたくなった
あなたの顔、肌の色、話し方
僕はあなたにキスをする、あなたは美しい、僕と一緒に歩いて欲しい
出典: Five Years/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie
冬の雨は、冷たく人を孤独にするように思うのです。
傘を持たない主人公は、雨に打たれ映画のワンシーンのように感じたのではないでしょうか。
自分がまるで役者であるような非現実的な思いがしているのでしょう。
そして、母のことが目に浮かんできます。
とても人間的な感情ですね。