タイトル【Link】の由来は?
かけがえのない家族の誕生
2018年8月15日にRYUCHELLの2nd song【Link】が配信リリースされました。
この曲の歌詞を紐解くには、まずタイトル【Link】の意味を知ることがとても重要です。
【Link】はRYUCHELLと妻であるペコ(モデル)の間に2018年7月に生まれた第一子 長男「リンク」くんの名前がそのままタイトルになっています。
「男の子だったらリンクと名付ける」と決めていたことは、生まれる前からインタビューなどでも話していたことは知っている人も多いでしょう。
息子に「リンク」と名付けたきっかけ
ヘアスプレーの作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。ジョン・ウォーターズ監督が88年に発表した青春映画「ヘアスプレー」は、02年にブロードウェイでミュージカル化され、...
「リンク」の由来はRYUCHELLもペコも大好きなミュージカル映画「ヘアスプレー」に登場する人気ダンサー「リンク」から名付けられました。
RYUCHELLが初めて号泣したというこの映画は、少し太めだけどおしゃれとダンスが大好きな主人公トレイシーが人種差別に立ち向かうストーリーです。
容姿ばかり気にしていたリンクがトレイシーと出逢い、影響を受け、「人は見た目ではなく、内面が大切だ」と気付きます。
そして心からトレイシーのことを愛する男の子です。
RYUCHELLは自身の子供にも映画のリンクのように、素直な気持ちで内面を見て人を愛せる子になってほしいという思いが込められています。
思わぬ提案
この2nd songは、プロデュースしたヒャダイン(前山田健一)から「リンクくんの曲はどう?」との提案があったのだそうです。
それを聞いてRYUCHELLはビックリ!!
プライベートなことで「我が子の歌を歌うなんて大げさだ」と思ったRYUCHELL。
しかし、その提案のおかげで自分の思いのすべてを詰め込んだ曲が仕上がりました。
妻との出会いからこれまでのストーリーを、ヒャダインがとてもメッセージ性のある素敵な曲に仕上げました。
ありのままが起こした奇跡
バカ馬鹿ばっか 言われてばっかで
「普通」のほうがいいのかと
悩んでたけど
ありのままの自分を選び
僕は愛を見つけたんだ
出典: Link/作詞:前山田健一,RYUCHELL 作曲:前山田健一
この曲の冒頭部分の歌詞は、RYUCHELLの自分らしさが起こした奇跡が、そのまま描かれています。
「しゃべると『オカマみたい』と言われることが嫌で人を避けていた時期がある」というRYUCHELL。
そんあ世間の言葉を吹き飛ばし、RYUCHELL自信が自分を受け入れ、自分で道を切り開いたことで、かけがえのない大切な存在と出逢いました。
批判を吹き飛ばす強い意志
「若すぎる」とか「おままごとだ」とか
色々言われても
もう気にならない
君を守る 僕らの覚悟
誰も馬鹿にできないよ
出典: Link/作詞:前山田健一,RYUCHELL 作曲:前山田健一
見た目で人を判断する人は世の中にたくさんいます。
そしてRYUCHELLもまた、髪の色や話し方で「おままごと」だとか「チャラチャラしている」など批判を受けることも少なくはありません。
しかし、育んできた愛、守るべき大切な存在を得たことでRYUCHELLの気持ちにも大きな変化がありました。
誰に何を言われようとたくさんの愛情で、妻と一緒に大切な子供を守っていくという覚悟ができたことが読み取れます。
Hey you 前例ばっかとらわれてる世界
知ったかぶり 何がわかる?未来
壊そう!造ろう!
Welcome to the World!
出典: Link/作詞:前山田健一,RYUCHELL 作曲:前山田健一
この曲の聴きどころの一つでもあるラップ部分。
一般論ではなく、自分たちのありのままの生き方、自分たちの「普通」を貫こうという決意と勇気が垣間見える歌詞になっています。