【吉澤嘉代子】おすすめ人気曲ランキングTOP10！初心者必見☆独特の歌詞で紡ぐ魅力的な世界観に浸ろう

吉澤嘉代子さんのおすすめ人気曲ランキングもいよいよTOP5となりました。

今回第5位に挙げさせていただくのは『地獄タクシー』です。

ゴージャスなホーンセクションが昭和のおどろおどろしさを見事に表現した『地獄タクシー』。

その内容はMVをご覧いただければお分かりのように吉澤さんの妄想ワールドの1つの完成形といえるでしょう。

MVの中で地獄行きのタクシー運転手を演じるのはラッパーのACEさん。

実は吉澤さんとACEさんは同じ高校に通う同窓生だったのです。

タクシーに乗り込む女性はその手に大きなボストンバッグを抱えていました。

その中身は愛するご主人の首！

そして2番で彼女の失踪の事実を告げる男性は実は...。

吉澤さんが初期の3部作の締めくくりとして準備したのは「小説の機能を持った音楽」です。

3rdアルバム『屋根裏獣』は吉澤さんの“妄想系”としての評価を決定づけた作品集。

もっとも奇妙な音楽体験をしたい方におすすめのアルバムです！

吉澤嘉代子さんのおすすめ人気曲第4位は『綺麗』です。

『綺麗』は「恋にまつわる秘密」をテーマにしたEP『秘密公園』のリードトラック。

後に2ndアルバム『東京絶景』にも収録されています。

吉澤作品では珍しくORESAMAの小島英也さんとの共作曲である『綺麗』。

sugarbeansによるキラキラしたサウンドアレンジも相まってとてもメルヘンチックな楽曲です。

『秘密公園』制作時にはすでに『綺麗』を主題に楽曲制作することは既定路線だったとか。

綺麗なものはいつか形を変えてしまうことから「永遠と瞬間」を主軸に作詞も行われています。

特に注視したいのが日本語の持つ響きの不思議さに重点がおかれたラストのコーラスワークです。

『綺麗』な恋もいつしか終わりを迎える...。

そんな無常な美しさが「キラキラ」から「ギラギラ」へと変化する歌詞で表現されています。

一聴すると聴きのがしてしまいそうな繊細な表現も吉澤さんの魅力の1つなのです。

いよいよ吉澤嘉代子さんのおすすめ人気曲ランキングもTOP3...。

10曲に絞るなんて無謀でした。

とても絞り切れません！

という愚痴は棚に上げて第3位に挙げさせていただくのは『東京絶景』です。

バックでアコースティックギターを弾いているのは曽我部恵一さん。

後にコラボ作品集『吉澤嘉代子とうつくしい人たち』では曽我部さんとのデュエット形式で再録されています。

ファンの方はご存知の通り『東京絶景』では東京のとある友人の部屋から見える景色が歌われています。

『秘密公園』にも収録された『ユキカ』さんが1人暮らしを始めた新代田の景色です。

部屋に干された下着や朝日の差し込む窓辺の景色。

大切な友人の東京での1人暮らしの始まりの光景の美しさが見事な詩的表現で描かれています。

こうした日常の光景の描写力にこそ吉澤さんの才能が垣間見えるのでないでしょうか？

しかも『東京絶景』発表から遡ること6年前、20才の頃に書いた楽曲だといわれています。

美しいメロディーとシンプルな伴奏が楽曲の持つ繊細な魅力を引き立てた名曲です。