indigo la Endって?
ゲスの極み乙女。の先駆け的存在
2010年に結成されたindigo la Endとは、ゲスの極み乙女。ボーカルの川谷絵音が所属する4人組ロックバンド。
同じくゲスの極み乙女。でベースを担当する休日課長も、絵にならない課長名義で所属していました。(後に就職活動のために脱退。)
川谷は東京農工大学の軽音部にいた時代にindigo la Endを結成。何かと話題に挙がるゲスの極み乙女。はその後に別で結成されたんです。
なにより凄いのがこの二つのバンド、2014年に同時メジャー入りを果たしたという事実。曲作りに関して“天才”と称される川谷絵音の実力はホント恐ろしい…。
バンド色の差異としては、多彩なジャンルをミックスしてユーモアたっぷりの演奏を楽しめるのがゲスの極み乙女。で、センチな雰囲気で曲の情景をしっかり作り上げるのがindigo la Endといった感じでしょうか。
しかし、初期メンバーが川谷絵音を除いて脱退したり、2016年10月に川谷が未成年と飲酒をし、活動が自粛したりと割と波乱万丈な過去も。
ですが、彼らの独特な世界観で描かれる切ないラブソングや、ボーカル川谷絵音の透き通るようなファルセットは、今でも多くのリスナーを虜にしています。
そして今年2018年7月には、4thフルアルバムとなる「PULSATE」をリリース予定!トラブルはありましたが今後の活躍にも目が離せません。
そもそもゲスの極み乙女。って何?
ゲスの極み乙女。は、indigo la End結成から二年後の2012年に、川谷絵音を中心に生まれたロックバンドです。
キャッチーな音楽にユーモラスな名前。そして数々の映像作品やCMとタイアップしてる実績から、今では多くの人に知られているバンドです。
代表曲としては、「私以外私じゃないの」、「ロマンスがありあまる」、「両成敗だっていいじゃない」などが挙げられます。
メンバーは、ボーカルから始まり、ギターやキーボード、作詞作曲まで手掛ける“天才”川谷絵音。
川谷と同じ大学の軽音部に所属し、indigo la End時代から川谷と共に活動、今ではゲスの極み乙女。でベーシストを務める元会社員の休日課長。
鹿児島国際大学短期大学部音楽科出身、インディーズバンドのCrimsonでもキーボードを担当している絶対音感の持ち主のちゃんMARI。
過去にタレント活動の経験もあり、インディーズバンドマイクロコズムも掛け持ちしているドラマーほな・いこかの4人組。
「sweet spider」について
1stフルアルバム「夜に魔法をかけられて」収録曲
sweet spiderは2013年2月発売の1stフルアルバム「夜に魔法をかけられて」に収録されているファースト・ナンバーです。
どこか幻想的で物語性に富んだ曲調が印象的で、川谷絵音らしい表現だと感じます。とてもインディーズ時代の楽曲とは思えません…。
MV紹介
全体を通して主張しているのが傘の存在感。曇り空や晴れた情景に関係なく傘を差す女の子。
曲のタイトルsweet spiderは甘い蜘蛛。甘蜘蛛…雨雲という言葉遊び?演奏の場面でも頭上に逆さの傘がいくつも吊ってあるのはそれに気付かせるためでしょうね。
そして先ほども紹介した中村ゆりかがキャラクター性が真逆の人物を二役演じている場面。
白い服を着た薄幸の印象を受けるロングヘアーの女の子に、赤い衣装を身にまとった妖艶な雰囲気の女の子。
映像を観ると白い子は途中、振り向きつつ何かから逃げているようなシーンもありますが、“明るい自分から逃げている陰気な自分”という感じがします。
MVに登場する「中村ゆりか」とは?
彼女はスターダストプロモーションに所属する女優さんです。
97年3月生まれのまだ21歳。中学1年生の頃にスカウトを受けて芸能界入りを果たします。
sweet spider当時はまだ15歳でしたが、年齢にそぐわない大人の色気を醸し出しています。
また、ボブカット・ロングヘアーの女性を二役こなす姿はホント魅力的です。
歌詞紹介
ずっと抱え込んでた
甘い甘い心を
やっと思い付いたの
アイツまだ寝てんのかな
毒と蜜を吸い込んで
浮かぶ曇りの空が
朝か昼か夕か夜かでまだ迷ってる
明日また晴れるかな
いやいや曇るでしょ
ああ、やっぱ聞こえてた
「オムカエデゴザンス」って
早くしてくれないか
空が甘くなっていく
朝か昼か夕か夜か決めなくちゃな
出典: sweet spider/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音