伝説のバンド東京事変
東京事変のアルバム一覧
1. 教育
2. 大人(アダルト)
3. 娯楽(バラエティ)
4. スポーツ
5. 大発見
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/東京事変
1枚目のアルバム「教育」から、ドラマ主題歌にもなった「修羅場」のアルバムバージョンが収録された2枚目のアルバムの「大人」、亀田誠治さんのベースラインもインパクト大の「OSCA」、人気曲「キラーチューン」が収録された3枚目のアルバム「娯楽」とどこを取っても名作の東京事変のアルバム。
4枚目のアルバム「スポーツ」もCM曲としても話題になった「能動的三分間」、「閃光少女」などの話題曲が収録されており、オリコンで最高1位を記録しました。
そして、ミニアルバムである「color bars」を除くと最後のアルバムとなる「大発見」も「女の子は誰でも」や「空が鳴っている」など収録曲は名曲揃い。
どのアルバムもそれぞれのテーマに沿った個性があり、収録曲はどれも発売時には注目された曲ばかりで、一度は聴いたことがある楽曲が多いのではないでしょうか。
東京事変のアルバムを聴くならまずはこれを聴くべし!
そんな名作ばかりのアルバムの中でどのアルバムをお勧めするか迷ったのですが、全て聴いたことがない人にまず聴いてほしいアルバムは1stアルバムの「教育」なので、今回は「教育」をピックアップし、収録曲を紹介することにしました。
1stアルバム「教育」からおすすめ曲を紹介!
東京事変の「教育」は2004年11月に発売した1stアルバムです。
おもちゃ箱をひっくり返したような作品を目指して作られたこのアルバムは、収録曲もロックやボサノヴァ、ブルースにシャンソンとジャンルも入り乱れ、独自の音楽性を打ち出したものとなりました。
そんな「教育」から、おすすめ曲を5曲ピックアップします。
1.「群青日和」
デビューシングルの「群青日和」は代表曲とも言える一曲。
「据え膳の完成を待ってなんとも思わない振りで笑う」という歌詞もありますが、この曲は無関心であったり、無責任であったりという現代人のことを問題視している歌詞だといえるでしょう。
しかし、「青く冷えていく」と感じていた「東京」も「青く燃えてゆく」と最後には表現されており、冷え切った青なのか、高温の炎が青くなるように熱さを持った青なのか。
基本的に無関心で、無責任さから新しいことには何も手をつけない人々が住む街に見えて、実はどこかで湧き上がるように新しいものや考えが生まれている「東京」。
これは「東京」に限らず、現代の日本のことでもあるのでしょう。
そんな現代社会の両方の面を歌っている歌詞だといえるのではないでしょうか。
2.「入水願い」
「入水願い」では心中をしようとしている男女の、女性の心情が描かれています。
中盤までは子供のようにキラキラと「鮮やかな瞳」をした、「あなた」が本当に「あたし」のことを殺した後一人で死ぬことができるのかと疑い、また、自分なんかがそんなことをさせていいのかと戸惑っています。
しかし、そうして自分のことを「賞賛し」認めてくれた「あなた」にすら疑いを抱き始めたことで、もともと自殺願望のあった「あたし」は自己嫌悪も加わり、全てが嫌になってしまいます。
そして、自分を殺した後「あなた」が後を追ってきてくれるかなど関係なく自分を殺してほしいという気持ちが強くなるのでした。
ショッキングな歌詞ですが、椎名林檎さんの囁くように歌う声と感情的に歌う声によってサビに差がつけられており、感情がありありと入ってくる上、鮮やかな色彩感をまとったワーズチョイスに、展開もドラマチックな曲なので、ぜひ聴いていただきたいです。