大河ドラマのテーマソング!kalafina「into the world」
Kalafinaの「into the world」は、NHK総合テレビの歴史情報番組「歴史秘話ヒストリア」のエンディングテーマでした。
Kalafinaは梶浦由梶浦由記(かじうら ゆき)さんがプロデュースした、女性3人組によるボーカルユニットです。
劇場版アニメ『空の境界』(からのきょうかい)の、主題歌プロジェクトのために結成されました。
「歴史秘話ヒストリア」は、毎週金曜日の20時から20時43分まで放送されている番組です。
歴史上の人物や事件などで、これまでに知られていなかった部分にスポットを当てて紹介していくという内容。
2016年4月22日から、この「into the world」がエンディングソングに起用されました。
Kalafinaと「歴史秘話ヒストリア」のタイアップは、「into the world」で4作品目です。
番組で使うテーマソングやBGMは、だいたい梶浦 由記さんが担当しています。
今回エンディングテーマとなった「into the world」も、梶浦さんがプロデュースしたものです。
梶浦さんはタイトルの「into the world」について、自分の内面の世界をも掘り下げてみたいと思って歌詞を考えたとのこと。
「ヒストリア」に出てくる登場人物に想いを寄せつつ、自分自身の中も探っていこうという意味で、intoという単語を選んだのだそうです。
CDは5形態で発売中♪
2017年4月5日に発売された、kalafina20枚目のシングル「into the world」は、5形態で販売されました。
初回限定盤A(1,500円、税込)には、「into the world」のMVが収録されたDVDが付属。
初回限定盤B(1,700円、税込)には、「into the world」のBlu-rayが付属しています。
アニメ盤(1,700円、税込)は、「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」のエンディングテーマ「メルヒェン」のMVが入ったDVDが付属。
これには、アニメのエンディング映像も含まれています。
このほか、通常版(1,300円、税込)と完全限定生産のアナログ盤(1,500円、税込)が発売されています。
「メルヒェン」について
「into the world」の両A面シングル「メルヒェン」は、アニメ「クビキリサイクル 青色サヴァンと虚言遣い」のエンディングテーマ曲。
このアニメは、大人気の西尾維新の小説をOVA(オリジナルビデオアニメーション)にした作品です。
「クビキリサイクル 青色サヴァンと虚言遣い」というのは、第23回メフィスト賞を受賞した「戯言シリーズ」の作品のひとつ。
長編ミステリーを1クールで放送する場合視聴者の混乱が予想されるため、あえてテレビアニメにはしなかったのだそうです。
絶海の孤島に隠れ棲む、財閥令嬢である美少女が主人公のお話です。
その少女が科学・絵画・料理・占術・工学における5人の天才女性を招待したことから、ストーリーが始まります。
そして、孤島にある密室で首なし死体が発見され、その犯人を捜すという展開になる長編ミステリーです。
「into the world」の歌詞をチェック!
この先は海へ向かうしかないようで
この先は海へ向かうしかないようで
地図のある旅は終わるんだと噛み締めた
こんなに彷徨って世界はまだ幼く
恐れと喜びの向こうへ続いている
出典: https://twitter.com/yu_zucco/status/789845995647410176
「この先は海へ向かうしかないようで」という始まりからして、想像力がかきたてられる歌詞ですよね。
「地図のある旅」というのは、すでにわかりきった世界のこと。
「ヒストリア」でいえば学校で習う内容の歴史のことでしょうか。
これまでにつちかった常識のことかもしれません。
恐れと喜びのうちには、まだ知らない自分の内面を意味しているのかもしれません。
旅路
何も見えない場所まで行く
新しい種を探して
初めての水を
大地に落とすための旅路
出典: https://twitter.com/Kalafina_lyrics/status/872096531846803456
「何も見えない場所まで行く」というのは、「ヒストリア」では新しい史実を探し求めることでしょう。
そうした歴史を学ぶことは、まだ知らない自分を知るための旅路になるようです。
夢の中へ
夢の中へは一人で行くよ 誰も側には立てないね
星空に差し伸べた手のひらに 小さな光を灯している
君に残せる言葉もなくて だけど寂しくはなかったよ
憧れの翼を砕いてまだ 夢は誘う
小さな光を灯しに行く
出典: https://twitter.com/kazusi_h/status/732588136111296514
「夢の中へは一人で行くよ 誰も側には立てないね」というフレーズに感動した、というツイートも多数寄せられています。
ここのパートも透明感があって、とてもきれいな歌詞ですね。