SKY-HI(日高光啓)
アイドル生まれHIP-HOP育ち
SKY-HIはAAAのメンバーとしても活躍する日高光啓のソロ活動時の名義。
超高速ラップとタイトなライミングは、誰にもマネすることのできないオンリーワンの輝きを放っていて、人気と実力を兼ね備えたラッパーとして評価されています。
ざっくり言ってしまえば、超イケメン+超すごいラッパー=SKY-HI、そんな感じ。
とはいっても、2005年のAAA結成当初、avexと交わした契約ではソロ活動は禁止されていたんだそう。
それでもラッパーとしての夢を捨てられず、当時のマネージャーに頼み込み「黙認」という形でクラブで活動をスタートさせたようです。
当然、日高光啓という名前ではいずれ噂が広まってしまいますから…そこで、MCネームをもらうことになりました。
MCネーム:SKY HI(ULTRA NANIWATIC MC'Sに、「空のように高く無限の可能性を」という意味を込め、SKY HIというMCネームをもらう)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%AB%98%E5%85%89%E5%95%93
公には「空の高さのように無限の可能性を」という意味がSKY-HIの名前に込められている、と言われています。
ただ、これは想像ですが、MCネームを付けるにあたってなにか願いのような意味を込めつつも、言葉の持つイメージや雰囲気がその人にぴったり合うかどうかも、きっと考えたはず。
そう考えると、このMCネームをもらった2006年当時、すでにSKY-HIは「クールで、キレのあるラッパー」として認められていたのではないでしょうか。
KEN THE 390からフィーチャーされて制作された楽曲「SHOCK feat. SHY-HI, KREVA, Mummy-D」では、こんなバースをキックしています。
俺はアイドル生まれHIPHOP育ち
敵の数の分増えた友達
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-161026-229
このフレーズは、まさにSKY-HIだからこそ吐ける、自分だけのパンチライン。
さりげないですが、自分の歩んだ道をズバッと一言で表現しています…最高。
SKY-HIの魅力とは
何といってもSKY-HI最大の武器は他の追随を許さない超高速ラップと、ハードなライミング。
2014年にリリースされた1stアルバム「TRICKSTAR」に収録されている楽曲「Tylant Island」では曲中いたるところで高速ラップを披露しています。
1秒間に9文字発音している、ということで有名になりましたが…
KEN THE 390の「Turn Up feat, T-PABLOW, SKY-HI」で披露している高速ラップは、もっと速い?!
頭カラのマダファカ等がそこらで鼻高々 馬鹿馬鹿しい話
悲しいかな しがらみの中まだがんじがらめ
Wanna be free??Wanna be me??
ガラだけブリンブリンでもCheesy
蹴ちらすFreaky flow Can I kick it?
出典: https://www.uta-net.com/song/217748/
MV上では、これだけの歌詞を3:47から3:55、つまり8秒で発音しているんですよね…しかもフロウまでつけちゃってる。
こんな感じの高速ラップを、かなりクールな曲調に乗せるスタイルがあるかと思えば、POP要素を前面に押し出した歌モノもこなします。
そういう意味でも「アイドル生まれHIPHOP育ち」。ゴリゴリのHIPHOPもこなせば、POPな曲もこなす。爽快なのも、クールなのも…曲のテイストの振り幅が広いんです。
ラッパーというよりはもはやアーティスト、メジャーシーンとアンダーグラウンドをつなぐ架け橋。SKY-HIはまるで空のように、活躍の場をどんどん広げています。