2020年、東京事変「再生」
2012年の閏日に、多くのファンに惜しまれつつ解散した東京事変。
ボーカル・椎名林檎、ギター・浮雲、キーボード・伊澤一葉、ベース・亀田誠治、そしてドラム・刄田 綴色。
メンバーはフロントの椎名林檎を筆頭に、日本の音楽界の宝とも呼べる凄腕ミュージシャンばかりです。
そんな名実共に最強のプロ集団として、彼らはこれまで多くのファンの期待に応え続けてきました。
そして来る2020年、年が明けた瞬間に多くのファンが待ち望んでいた彼らの復活の一報が駆け巡りました。
文字通り涙が出るほど嬉しかった、という方も、きっと多いのではないかと思います。
再結成後も次々と新曲を発表し、数々のタイアップ曲も制作している彼ら。
これからの活動からも、目が離せませんね。
これまでの彼らの名作をおさらいしておこう♪
再結成後の今後は日々最新鋭の音楽にアップデートをしながら、活動を続けていってくれるであろう東京事変。
ですが当然、解散前にリリースされた彼女たちの名盤。
それらも、数年経った今聴いても未だ色褪せぬクオリティを誇る作品ばかりです。
最新曲ももちろん大好きだし格好いい!けれどやっぱり昔の曲も捨てがたい…。
そんな風に思う事のある東京事変ファンも、きっと多いはず。
そこで本日は、結成から解散前の2012年まで。
この期間に彼女たちがリリースしたアルバムからおすすめのものを3つご紹介致します。
東京事変自身も、復活後もこの以前のアルバムから多数の曲をライブでも披露しています。
ですので解散前の東京事変を知らない、という方にとっても、これらのアルバムは必聴の作品ともなっていますね
また各アルバムに収録されているおすすめの楽曲についても、せっかくなのであわせてご紹介致しましょう。
昔から東京事変が好きな方にとっては、改めて素晴らしい過去作品を聞き返すきっかけとして。
最近東京事変を知ったという方にとっては、過去の彼女たちの素晴らしい作品を知るきっかけとして。
ぜひこの記事を有効活用して頂ければ幸いです。
3位 スポーツ
まず第3位は2010年2月にリリースされた4枚目のアルバム「スポーツ」。
選考理由は、“これを聴くと2020年東京五輪を言い訳に東京事変再始動してくれないかなという気持ちが高まるから”。
タイトル通り、体を動かしたくなるようなナンバーが多いんですね。
スポーツだけでなく、何かに対して奮起したくなる時に聴いたり。
目標に向かって頑張る自分を鼓舞するために聴きたくなる。
そんな楽曲が多数収録されている、スポーティーなアルバムとなっています。
ちなみに、収録曲は以下の通り。
1. 生きる
2. 電波通信
3. シーズンサヨナラ
4. 勝ち戦
5. FOUL
6. 雨天決行
7. 能動的三分間
8. 絶体絶命
9. FAIR
10.乗り気
11.スイートスポット
12.閃光少女
13.極まる
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E4%BA%8B%E5%A4%89/dp/B01KZ6TG0I/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1518523131&sr=8-1&keywords=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E4%BA%8B%E5%A4%89%E3%80%80%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84
今回のアルバムはタイトルのコンセプトどおり、スポーツに纏わるようなタイトルの曲が多数。
「雨天決行」や「FOUL」、「スイートスポット」なんかはまさにそうですね。
また東京事変はこれまで、リリースしてきたアルバムでよく曲順の並びに遊び心を忍ばせていたりもします。
今作もご多分に漏れず、よく曲名の並びを見て頂くと…。
7曲目の「能動的三分間」を折り返しとして、曲名の文字数が鏡合わせのように揃っているんです。
さらに恐ろしいのは、平仮名、漢字、カタカナ、英語という使用している言語まで。
丸々全て、鏡合わせにもなっているんですね。
ファンを楽しませるために、一切の妥協は許さない。
そんな東京事変のプロとしての姿勢が垣間見える、そんな遊び心ともなっているのではないでしょうか。
勝ち戦

それではここからは少しだけ、本アルバムに収録しているおすすめ曲をご紹介しておきましょう。
まずは「勝ち戦」。
本作のリード曲であり、江崎グリコ「ウォータリングキスミント」TVCM「遠心力」篇CMソングにも選ばれた曲です。
肩の力の抜けたサウンドと、全英詩ながら誰もがグッとくる歌詞にファンも多いナンバーです。
個人的にはMVの浮雲の変な髪形がずっと笑えます。
能動的三分間
そして同じく江崎グリコ「ウォータリングキスミントガム/登場篇」のCMソングに選ばれた「能動的三分間」。
きっかり3分間で終わることから、カップラーメンにピッタリ!なんてレビューも話題になりましたね。
それぞれのメンバーと歌う林檎ちゃんのスカした表情も、練習に相当時間がかかったというムーンウォークも、ふざけてるのにどこまでもクールでかっこいいMV。
そういえばこの後くらいから、MVに登場するチープカシオ、大流行しましたね。
閃光少女
そしてスバル「軽 STELLA R2」のCMソングにも起用された「閃光少女」。
2007年より配信限定でリリースされていましたが、今作で初のCD化となりました。
タイトル通りの疾走感が心地いいロックチューンです。
過去よりも未来よりも「今」が一番大切だ、というメッセージは、アルバムを通しての大きなテーマになっているように感じます。