人気ラッパー・AK-69

【Stronger/AK-69】亡き父に贈った一曲?!心に染みる歌詞の意味を徹底解釈!MVあり!の画像

AK-69:1978年8月28日生まれ。愛知県小牧市出身

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/AK-69

経歴は?

AK-69さんは本名を武士尋己(たけしひろき)といいます。シンガーソングライターでヒップホップMCで、実業家です。

Flying B Entertainmentの代表取締役を務めています。

2010年に流派PV AWARD 2010を受賞すると、2011年にはSPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDSでBEST HIPHOP VIDEOを受賞します。

さらにBillboard JAPAN MUSIC AwardsでもINDEPENDENT OF THE YEAR 2011を受賞したのです。

2012年からはニューヨークで武者修行し、2014年に初めての日本武道館ワンマンライブを決行します。

2015年にMTV Video Music Awards JapanでBEST HIP HOP ARTISTを受賞。

2016年にはアメリカのヒップホップ名門レーベルといわれるDef Jam Recordingsと契約しました。

2016年にはまたMTV Video Music Awards JapanでBEST HIP HOP VIDEOを受賞、2017年に3年半ぶりの日本武道館ワンマンライブを敢行しました。

「Stronger」の意味を知れば感動が深まる!

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「Stronger」はデジタル配信限定だった楽曲にもかかわらず、高い人気を得ました。

なぜそこまで人気が出たのか、実は歌詞に意味が隠されているんです。

別れの朝に

カーテンが赤く染まる 朝焼けが迎えに来たよオヤジ
I'm gonna be stronger,I wanna be stronger
永遠にこの胸に宿る ほら なぁ俺が見えてるかオヤジ
I'm gonna be stronger,I wanna be stronger

出典: Stronger/作詞:AK-69 作曲:RYUJA、AK-69

朝陽が昇り、カーテンが赤く染まる頃、別れの時間がやってきたようだ。

俺は親父に朝焼けをお迎えとたとえ、「俺が見えているか?」と問いかけてみた。

“オヤジ”は俺にとって永遠に強い存在であり続けた。俺の胸の中にそれはずっと残っている。

いつまでも超えられない存在、それが“オヤジ”だった。

そして俺は、親父のように強い男になりたいと願ってさえいる。

俺は弱い

I'm faded もう飲み込めてるはずなのに
溢れ出して来る涙がノートに溜まり
なぁ会いたいよ 俺なら相変わらずのBoss life
強がる笑みの裏 命削るから
Ain't nobody あなたのように強がれる人はいない
でもいつの間にかバカにしてた…(ピエロのよう)
あなたのように 最期の時 机上に振る舞えはしない
今更知ったよ こめんな あなたの強さ

出典: Stronger/作詞:AK-69 作曲:RYUJA、AK-69

もう二度とその声は聴けないのだと知ると、涙があふれてきた。

もうお別れだとわかっているのに、もう二度と会えないとわかっているのに、現実を受け止めたはずなのに。

思いをつづろうとしたノートは涙色に染まり、「会いたい」という気持ちばかりが募っていく。

あなたは他の誰にもなれないのに、あなたのように強い存在は他にいないのに、俺はいつの間にかピエロのようだと馬鹿にしていた。

だけど俺が最期の時を迎える時、きっとあなたのように気丈にふるまうことはできないだろう。

そんなあなたの強さを、今更ながらに知ったんだ。

気が付いたときにあなたはいない

二人きりの病室で寝よう どれくらいぶりかなんて覚えてねぇよ
母ちゃんにも内緒の事 打ち明けるもんでバラすんじゃねぇぞ
これが最後の約束なのか 知らず眠る任せろよ後は
呼吸器のみ音立てる5時 虚しく近づく別れの時
認めたくねぇもんで外へ出よう 子供のように泣きたくねぇよ
女を泣かせてばかりの俺を 流石息子だと笑ってくれよ
38年で何教わった 死に目に気づくようじゃ遅かった
地獄の苦しさの中 家族に愛捧ぐ強さ教わった

出典: Stronger/作詞:AK-69 作曲:RYUJA、AK-69

親父と2人きりの病室で、何十年ぶりかに一緒に寝ようと思った。

呼吸器だけが音を立てるこの朝方5時に、俺は親父にだけ内緒話をしたんだ。

誰にも言ったことがないんだから、ばらすなよとくぎを刺した。

だけどそれは最後の約束で、もう別れの時が近づいているんだってわかっていた。

そう自覚したときに、俺は子供みたいに泣く姿を見られたくなくて外に出たんだ。

親父、俺を笑ってくれるか?女泣かせは俺譲りだって、豪快に笑い飛ばしてくれるか?

俺は親父の死に目に際して、ようやく38年間で親父から受け継いだものを知ったんだ。

どんなに苦しくても、家族への愛だけは変わらないという姿勢を教わったんだ。

親父が俺に残したもの