クリープハイプ【四季】歌詞の意味を考察します!

楽曲紹介

クリープハイプ【四季】歌詞の意味を考察!謝ってばかりな理由とは?それぞれの季節の二人の思い出を深読みの画像

クリープハイプ新曲四季」が2021年4月2日に配信リリースされました。

フジテレビ系、奇跡体験!アンビリバボーエンディングテーマで起用されています。

作詞作曲尾崎世界観が手掛け、四季と自分の感情をリンクさせた楽曲です。

曲調は前半と後半で雰囲気が変わり、歌詞の変化と一緒に楽しめます。

春夏秋冬で動く小さな感情の変化は、言葉で表現するのが難しいもの。

尾崎世界観は絶妙に日常の感覚を残しつつ人生を表現しています。

彼等らしい楽曲MVにもご注目ください。

なぜ謝ってばかりなのか、そして2人だけの思い出とは何か。

歌詞に込められた想いを探っていきます。

MV紹介【撮影秘話公開】

3月30日ティザー映像が公開されており、MVも素敵な仕上がりです。

MVメンバー4人が朝から夜の1日を通して、自転車で駆け抜けるシーンがメインです。

当初は、4人で原付バイクで走るコンセプトでした。

しかし尾崎が原付免許の試験を受けるも不合格に。

急遽コンセプトを変更して自転車で走ることになりました。

こんな裏話を知ってMVを見るとまた違う楽しみ方ができますね。

冒頭は尾崎が1人で自転車に乗っていて、後からメンバーが合流。

4人で自転車を走らせるのはなぜだか青春を感じます。

春から夏にかけては朝から昼、秋から冬は夕方から夜になっています。

朝の爽やかさが歌詞にマッチして、何かがスタートする感じですね。

何気ない日常の笑顔や仕草も見ることができて新鮮です。

夕日に向かって走るシーンはぐっときますね。

夜にメンバーで薪を囲んで語らうシーンはノスタルジーな雰囲気に。

1日を通してMVが進んでいき、歌詞で四季を表すのとうまくマッチしています。

ぜひMVもご覧になってみてください。

楽曲のテーマ【春夏秋冬の思い出と君】

四季をテーマにした楽曲です。

他のアーティストでも同じテーマで歌っている方はいますが、クリープハイプらしい楽曲になっています。

季節が変わる瞬間を”この時”と断言できないように、日々の感情も同じく決めつけられません。

だけど、少なからず変化している。

春はこんな時期だったな、夏はこんなことを考えていたな、と移り変わっていくのです。

1年を通して私たちは気づかぬうちに変化をしているのです。

そう、移り行く季節のように。

この楽曲では、変化を恋人との関係日常として映し出していますね。

何気ない日々の大切さを再確認できるのではないでしょうか。

歌詞の意味に迫る!

年中無休で生きているから疲れるけどしょうがねー
でもたまには休んでどっか行きたい
年中無休で生きてるけど楽しいからしょうがねー
このまま2人でどっか行きたい
少しエロい春の思い出 くしゃみの後に浮かぶあの顔

出典: 四季/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観

しょうがねーという表現はなんだか投げやりだけど、どこか自分に言い聞かせているよう。

感情を停止することはできません。

日々生きていると疲れてしまいますね。

そんな中、恋人と2人で今と違う場所へ行きたくなる。

このような気持ちを感じたこともあるのではないでしょうか。

春の思い出がどんな内容なのか気になるところです。

あの顔を知っているのはまさにこの楽曲の主人公。

どんな顔なのか気になります。

2人の思い出を振り返っているところが微笑ましいです。

春から2人の世界はスタートしていきます。

この季節になるとなぜかいつも無性に聴きたくなるバンド
全然さわやかじゃないけど
忘れてたら 忘れた分だけ 思いだせるのが好き
やっぱりさわやかじゃないけど
いつでも優しい夏の思い出 蛍の光揺れる寄り道

出典: 四季/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観

歌詞に登場するバンドが気になるところ。

さわやかではないと表現していますが、ハードロックやパンクのバンドでしょうか。

季節にそぐわない曲でも、その時期に聴いていた曲は無性に聴きたくなるものです。

そんな人間味ある感情が良いですね。

忘れた分だけという表現は、時期によって引き出しの奥にしまっていた感情を取り出す感じ。

毎日のように聴いていた曲をある日から聴かなくなり、またふと聴きたくなります。

人の感情はいつも同じでなければ、移り行くものです。

季節と同じように、聴く音楽だって変化していくのです。

夏の思い出は刺激的で、辛い思い出でもなく、優しい

真夏の太陽ではなく、夜の蛍の光が優しさを物語っています。