TANAKA ALICE【Waiting For U】歌詞を解説♪愛して欲しい！小悪魔なラブソング☆

彼女は大人しいタイプというよりも、比較的強気な小悪魔的な性格のようです。

2行目の英語部分では「誰が本当の男か証明して見せてよ」と言っています。

あなたが何もしてくれないなら嫌いになるというのは、表面的な想い。

その裏には「私はもう待ちきれない。」という気持ちが隠されていると解釈できます。

3行目では、「だから早くお尻を上げて（なんとかして）私は待ってるんだから」

と気の強い女性っぷりを発揮しながら、主人公は彼をせかします。

もう私の方はいつでも準備OKだから、早くプロポーズしてよ！

と、次のムーブを待ち構えている彼女の姿が想像できます。

でも彼女は自分からは誘うことはしません。

それは女のプライドが傷つくからでしょうか。

変なプライドなど捨てて彼女から言ってしまえば楽になるのに、彼女は決して自分からは言おうとはしません。

とにかく彼に言わせたい！今はそれだけしか考えられないようです。

1行目は「何？何？何？何を待ってるの？」と、今風に彼に迫ります。

ところが3行目では「それともたぶんあなたは私のことが嫌いなの？」と、不安になります。

一度不安になると、深みにハマっていってしまうのが女心。

何もしてくれない彼を見て、自分ではダメなの？とどんどん不安が募っていきます。

奥手な彼と付き合ったことがある方は、共感できるのではないでしょうか。

「時間は刻一刻と過ぎていく」

そう、彼女は時間に追われているような感覚になっています。

2行目には「パーティーははじまったばかり」とあります。

彼からのプロポーズを今か今かと待つ彼女ですが、こんな時期にパーティーがあるとついつい余計なことを考えてしまうもの。

パーティーがはじまるといつも「サプライズプレゼントがあるかも」と淡い期待を抱いてしまいます。

「私の周りの男の子たちはみんな私にウィンクしてる」

とても人気がありモテモテの彼女ですが、彼女が欲しいのは他の男性からの愛ではありません。

彼女が欲しいのは、プロポーズの印である彼からの「リング」なのです。

他の誰からもらったものでもない、彼からもらうからこそ意味があるのです。

しかしその気持ちに気付かないのか、彼はまだ動こうとはしません。

彼はそのときをドキドキしながら待っているのでしょうか？

それとももしかして、ものすごく鈍感な人なのでしょうか？

ついに彼女は、「あなたへの最後のチャンス」を彼に与えることに決めました。

これで最後のチャンス。だからものにしてみて！という彼女の本気の気持ちが伝わってきます。

他の子はもう見ないで。

それは彼女は彼を独占したいから。

他の人に彼をとられることなんて考えられないというわけです。

恋愛してる最中は、ちょっぴり不安になることもあるけれど、自分は彼を幸せにすることだけは確か。

そんな彼女の彼への自信が歌詞から伝わってきます。

自分がいなければきっとあなたは幸せになれないということを知っているのです。

そしてここにとても面白い表現がされています。

彼女は自分より綺麗な子ばかりの世界はつまらないと言っています。

外側の見た目は他の子よりも悪いかもしれない。

でも私は内側の中身が抜群だから、私がいなければ面白くないよ。

そんな気持ちが表れているように感じます。

彼にとって一番なのは私だと、少なくとも彼女はそう思っているのです。

そしてきっとそれは事実なのでしょう。

女性にここまで愛される経験は人生を通してもそうそうないことですが、今彼はそんな女性を目の前にしているのです。

彼が彼女のことを好きであろうとなかろうと、彼は奥手な自分を待っていてくれる彼女がいて幸せだと思います。

言ってしまえば恋愛をつかみ取る「絶好のチャンス」ですね。

彼はこのチャンスをつかみとることができるのでしょうか？

続いて、TANAKA ALICEの軽快なラップ部分に入ります。

ナーディーとは「いたずらな」という意味ですが、何もしてくれないのは彼の「いたずら」なのでしょうか。

でも彼女は彼を信じています。

「ママ　もう電話しなくていいよ」

彼女は彼に騙されてはいないと自信を持って言えるようです。