一瞬の輝きが詰め込まれている

さくらしめじ【My Sunshine】MV徹底解釈!現役高校生フォークデュオ…これからどこへ向かう?の画像

『My Sunshine』さくらしめじの1stEP『うたはつづくよどこまでも』に収録されています。

現役高校生の田中雅功さんと髙田彪我さんから放たれる若々しい輝き。

彼らが歌を紡ぐその一瞬一瞬には、息をのむほどの美しさがあります。

今しか歌えない曲。彼らにしか歌えない曲。

さくらしめじの曲には、いつでも”今”という時間の輝きが詰め込まれています。

『My Sunshine』に込められているのも、そんな彼らにしか輝かせられない特別な光です。

私たちの一人一人が持っているはずの輝き。

この曲はそれを思い出させてくれることでしょう。

等身大で歌う

優しさと力強さを感じられる『My Sunshine』のメロディー。

シンプルだからこそ、さくらしめじの裸の感情が伝わってきます。

格好つけることも、虚勢を張ることもない。

ただ等身大の自分たちで歌う彼らの姿に胸が熱くなりませんか?

全身から響かせるような歌声には、過去の後悔も未来への希望もすべてが詰まっています。

目の前を一瞬で通り過ぎていくような青春の光。

彼らは今まさにその光に中にいるのでしょう。

光は自分で生み出していこう

まずは『My Sunshine』がどういう曲なのか、ということについて考えていきたいと思います。

歌詞に込められた想いやタイトルの意味。

それらについて考察すると、さくらしめじが聴いている人に伝えたかったメッセージが見えてきました。

絶望からの再生

この曲では印象的なフレーズが多くあります。

たとえば「小聡明い光」や「抜殻になった僕」など。

どちらかといえばネガティブな表現が多く見受けられます。

しかし、こういった言葉の先に待っているのは「輝きだせ」や「道は続く」という前向きなフレーズ。

この曲は絶望からの再生を歌っているのではないでしょうか?

初めから素晴らしい人生などありえない。

人はみんな絶望し、傷付きながら生きていくしかないのでしょう。

それでも、自分の手で未来をつくっていくことはできる。

光は自分で生み出すもの。

そんな想いが込められているように思います。

『My Sunshine』を見失わないで

この曲は絶望からの再生を歌った曲。

そう考えるとタイトルの『My Sunshine』に込められた意味も自然と見えてきませんか?

人はみんな自分だけの光を持っている。

その光を輝かせていけるかどうかは、きっと自分次第なのでしょう。

ただひとつ、忘れてはいけないこと。

それはどんなに絶望的な状況でも、必ず光はあるということです。

だから、どうか自分の中にある『My Sunshine』を見失わないで。

さくらしめじの2人はこの曲を通して、私たちにそう伝えてくれているのだと思います。

シンプルで飾らないメッセージ

つづいてMVに込められた想いについて解説していきます。

曲と同じように、MVも非常にシンプルな仕上がり。

しかし、このシンプルさこそが『My Sunshine』という曲を理解するうえで大切な要素なのだと思います。

自分自身に向けて歌う

MVの中でさくらしめじの2人は終始向かい合って歌っています。

これは互いに向けて、そして自分自身に向けて歌っているからなのかもしれません。

誰かに想いを伝えるということは、自分の意思や考えをより確かなものにする行為でもあります。

自分が自分でいられるのは、自分を認めてくれる相手がいるから。

さくらしめじの2人は、互いの姿の中に自分自身を見ているのではないかと思います。

そうすることで相手の存在と自分の存在を、確かめ合っているのではないでしょうか?

暗闇を照らす光