夜空に輝くflashing lights
朝日を浴びればshadows rise
かくれて逃げてもBLACK & WHITE
OK OK OK OK!!

出典: Black & White/作詞:SUNNY BOY 補作詞:STEVEN LEE 作曲:STEVEN LEE

2コーラス目の冒頭に「陰」から逃げようとすることに対して1つの答えが出ています。

「光」があれば必ず「陰」があり、「陰」があれば「光」が必ず存在する。

「光」と「陰」は一心同体なのです。

どちらかだけを切り離すとか、どちらかから逃げるということはできません。

夜空に星があるように、日が上ると影ができるように人間には必ず「陰」があるのです。

「陰」があるのは当たり前のこと、ごく自然なこと。

逃げようとしてもできません。

自分には「陰」の部分があると認めるしかないのです。

サビの新たな解釈

光が照らすNight(B B B BLACK & WHITE)
生み出す陰もLIFE(B B B BLACK & WHITE)
行き来する世界(B B B BLACK & WHITE)
OK OK OK OK!!
its like I'm goin' monotone(B B B BLACK & WHITE)
覆すmy色(B B B BLACK & WHITE)
行き来する陰と陽(B B B BLACK & WHITE)
OK OK OK OK!!

出典: Black & White/作詞:SUNNY BOY 補作詞:STEVEN LEE 作曲:STEVEN LEE

「光」と「陰」は一心同体であると明示された後のサビです。

歌詞は1コーラス目と同じですが、少し違った解釈をすることができます。

1コーラス目では「陰」に飲まれるのが恐くて「光」の方へ向かおうとしている解説しました。

しかし、人間は必ず「光」と「陰」両方を持ち合わせているということがわかりました。

どちらか一方の状態で生きていくことはできません。

前向きな時、後ろ向きな時。

得意とすること、苦手とすること。

両方の間をさまよって進んでいくのが人間です。

「2人の自分」との付き合い方

「陰」に飲まれてしまう時

I got the BLACK & WHITE
苦しい時にthe time
遅く感じるのはなぜだろうwhy?
平和ボケになりすぎて追われるmy LIFE
but we gotta go on to a better 未来

出典: Black & White/作詞:SUNNY BOY 補作詞:STEVEN LEE 作曲:STEVEN LEE

「光」「陰」をさまようのが人間だとここまでの歌詞で解説しました。

しかし、そうはわかっていても「陰」の状態に入っている時はどうしても辛いものです。

ネガティブな自分や落ち込んでいる自分から早く抜け出したくてもがき苦しみます。

「このままじゃダメだ…」どんどん自分を追いこんでしまうでしょう。

このフレーズではそんな時は一体どうしたらいいのか、という問題提起をしています。

「理屈はわかるけど、このままの自分は嫌!」

そんな悲痛な叫びとして捉えることもできます。 

自己肯定するということ

鍵盤のキー scale up on the beat モノクロを走る指
playing flat to the natural now to the シャープのNOTE
I'm running up the KEYS

出典: Black & White/作詞:SUNNY BOY 補作詞:STEVEN LEE 作曲:STEVEN LEE

「陰」モードの時はどうしたらいいのか、と語った後に続く歌詞です。

それに対する答えだといえるフレーズです。

ピアノで曲を奏でる様子を描いた歌詞ですが、人間の「光」と「陰」の存在を再度伝えています。

ほとんどの音楽において、ピアノで曲を完成させるには黒鍵白鍵も使います。

#(シャープ)♭(フラット)などの記号を使うこともあるでしょう。

さまざまな要素を組み合わせて曲が出来上がります。

それは決して特別なことではなくごく当たり前のことなのです。

人間もまた、多くの顔があって人格が完成します。

「光」の自分と「陰」の自分、「2人の自分」が存在してこその人間です。

繰り返しになりますが、それは当たり前のことなのです。

「『陰』モードの自分はもうイヤだ」と自己否定する必要はありません。

「陰」ばかりにとらわれず、「そういう時もあるんだ」と認めた方がよほど楽になります。

黒と白 不可欠だから使い分けて行けば良い

出典: Black & White/作詞:SUNNY BOY 補作詞:STEVEN LEE 作曲:STEVEN LEE

「2人の自分」がいるということを認め、それぞれうまく付き合っていくことが大事です。

落ち込んでなかなか前を向けない時は「今は『陰』モードなんだ」と認めましょう。

無理矢理元気を出そうとしなくていいのです。

また、どうしてもできないことは「できない」と認めた方がいいでしょう。

人間には必ず得意と不得意があるものです。

辛い思いをしてまでどうにかしようとしなくて大丈夫です。

こんな風に全ての自分を受け入れること自己肯定だといえるでしょう。

自分に自信がない人へ