アニメ『マクロスF』とは
読み方は「マクロスフロンティア」
メディアによっては、『マクロスFRONTIER』や『マクロスFrontier』と表記されることもありますが、いずれも同じ作品を指します。
『超時空要塞マクロス』をはじめとする「マクロスシリーズ」生誕25周年記念作品です。
2008年にテレビアニメとして放映され、その後2009年と2011年に前後編で、劇場版2部作として上映されました。
ジャンルとしては、「SF・ロボットアニメ」となるようです。
『マクロス7』を含む、シリーズ3作品の中でも非常に人気の高い作品で、メインとなる男女のキャラクターによる三角関係は継承されつつ、さらにクオリティが上がっています。
重要なファクターとなる音楽の部分には、実力派の菅野よう子が担当し、シリーズの伝統となっている歌姫の存在にもリアリティが与えられました。
シェリル・ノームとは
二つ名は「銀河の妖精」
薄いピンクがかった金髪のウェービーヘア、長身でセクシーなボディラインに、自信に満ち溢れた表情にふさわしい実力を誇る、本格派の人気トップシンガー。
それが彼女、シェリル・ノームです。
登場して初めの頃は、アーティストとして勝ち気で自信家な性格のせいか、高飛車な毒舌も吐くなどしていましたが、本当は繊細で無邪気な愛らしい部分も持っています。
そして、自分がプロの売れっ子歌手であることに誇りを持っているため、トップシンガーであり続けるための努力は惜しまないという、ストイックな一面もまた魅力的。
本編をご存知の方は、シェリルの「アタシの歌を聴けぇー!」には非常に高揚させられたことでしょう。
しかし彼女には、自分自身でも知らない秘密があったりもして、実に興味深いのです。
「ユニバーサル・バニー」とは
8曲入りミニアルバム
「シェリル・ノーム starring May'n」名義では初めてとなるミニアルバムで、劇場版アニメ『マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』の劇中で使用された楽曲や、イメージ・ソングが収録されています。
全8曲入りで、「ユニバーサル・バニー」はそのミニアルバムのタイトルでもあり、1曲目の楽曲名でもあります。
主に予告編や告知CMに使用されました。
歌唱はもちろんMay’nです。
しかしこのCDそのものが『マクロスF』の作品世界の中のシェリル・ノームが発売したものとして扱われているため、ブックレットにある作品解説などもすべて、作中の世界観のもとに書かれています。
これは大変な気合の入れ具合ですね。
劇場版アニメ『マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』とは
劇場版前編に当たる
この作品でのキャッチコピーはなんと、「歌で銀河が救えるわけないでしょ」という、テレビ版の設定を全否定するようなものでした。
TVアニメ版の『マクロスF』は、全25話をもってきちんと終わりを迎えていますが、劇場版はこれらを再構築するだけでなく、設定やキャラクターの精神年齢なども変えています。
三角関係である部分などには変わりはないのですが、それぞれのキャラクターが下す決断や選択肢が変わっていくため、結果的に大きく変化した物語となりました。
しかしこの映画は、前編に当たる『マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』と、完結編と呼ばれる『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』だけで、多くの賞を受賞しています。
その歌詞とは
主題歌ではなく挿入歌
基本的に、歌姫たちの歌唱が不可欠となるアニメのため、劇場版でもテレビ版からの流用やそのアレンジバージョンの楽曲も多く使用されています。
その中で「ユニバーサル・バニー」の位置づけは、劇場版用に新しく作られた挿入歌となります。
それでは、その歌詞を見ていきましょう。
実は6分弱ある楽曲で、歌詞もものすごく長いので、ここでは主に気になる部分をピックアップしていきますね。
わたしあなたのうさぎのWhite
跳ねて飛び込む無邪気なグライド
宇宙にこぼしたミルキイウェイ
ねえあのキャンディスター食べたいな♪
出典: https://twitter.com/Sheryl_olympia/status/760443216130744321
歌い出しは可愛くキュートな白ウサギ。
無邪気で甘いものが大好きで、「キャンディスター食べたいな♪」なんておねだりしちゃってます。
ところが。