尾崎裕哉
2016年8月、『二世』(新潮社)を出版。
メジャーデビューシングル『始まりの街』は、2016年9月5日にデジタル配信開始。
2017年3月には1st EP『LET FREEDOM RING』をリリース。
父は尾崎豊
父の楽曲「I LOVE YOU」をカバーして、感動を呼びました。
その後に、自身のオリジナル曲「始まりの街」も歌います。
それまではネットや、尾崎豊のファンなどに知られているだけでそれほど知名度がなかったかもしれませんが、このテレビ出演によって、一気に世間に認知されるようになったのではないでしょうか。
一方で、こちらが、お父さんが歌う「I Love You」。
父、尾崎豊の背中を追いかけて
父親に似ている・・・
尾崎裕哉は、親子ですから声は似ていておかしくないですが、歌い方もそっくりですね。
彼は2歳のとき、父、尾崎豊を喪います。
その後、5歳から10年間、母とともに米国ボストンで過ごしました。
その頃から、父親が遺した曲を、繰り返し聴き続けました。
そうやって歌唱力を磨きました。
あわせて、ギターも覚え、歌も作れるようになりました。
父、尾崎豊が、音楽の最初の手本なのです。
尾崎裕哉のオリジナル曲にしても、どこか尾崎豊のイメージにだぶります。
次の動画はオリジナル曲「始まりの街」。
彼を一人で育ててくれた母親と、亡くなった父、尾崎豊に向けて作った曲だそうです。
父を超えられるか?
「始まりの街」は感動的な曲であり、尾崎裕哉ならではの魅力が出ているには違いありません。
しかし、いまだ父親の世界にいるように感じられます。
それは悪いことではないでしょうが、天才、尾崎豊が築いた世界にいたのでは彼を抜くことができません。
裕哉は、「父が成し遂げられなかったことを果たしたい」という思いを胸にデビューしました。そのためには、ある意味で、父も越えなくてはならないでしょう。
その一歩と成り得たのが、「Glory Days」ではないでしょうか。
一皮むけた?
尾崎豊が存命していた頃のタイムリーなファンは、今や40代50代になっています。
その彼らから見て、自分の子どものような年齢の尾崎裕哉がデビューして、よくも悪くも注目をしたでしょう。
そして、「尾崎豊に似ている」との感想をもったでしょう。
しかし当然ながら「尾崎豊そのもの」ではありません。
その父親のファンたちも、今回の裕哉の「Glory Days」は一皮むけたと感じたのではないでしょうか。