この言葉に、どれだけの人が涙したでしょうか。
乃木坂46として選抜メンバーに選ばれなかったアンダーメンバーで歌われている楽曲でもあり、登場しているメンバー全員の悔しさが伝わってきます。
伊藤万理華の涙、そしてそれを黙って慰める井上小百合。
この2人の屋上シーンは、ぜひぜひ見てほしいと思います!
乃木坂46を陰ながら支えてきた2人。
しかしその悔しい気持ちを表立って吐露することはありません。
だからこそ、ファンはこの最後の台詞を聞いて、自然と彼女たちの本当の気持ちと重ね合わせてしまうのです。
切ないラストですね。
歌詞の意味をご紹介
昔の嘘
あの日 僕は咄嗟に
嘘をついたんだ
どんな嘘か
今は覚えていない
それは大人になっても
心のどこかに
苦い液を
滲ませているようだ
出典: あの日 僕は咄嗟に嘘をついた/作詞:秋元康 作曲:三輪智也
ここからは「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」の歌詞について解説していきましょう。
まず冒頭の歌詞では主人公が、過去の嘘について告白しています。
しかしかなり昔のことなのでもう覚えてはいないようです。
子供の頃のその記憶というのが、何故か彼の脳裏に焼き付いて離れないのだと分かります。
ある種のトラウマになっているのでしょう。
決してポジティヴな思い出ではないということが分かります。
果たしてその嘘とは一体、何を表しているのでしょうか。
その答えはこの後の歌詞を見ていくことで、分かっていきます。
やり直したい恋
もしもやり直せるなら
どこまで巻き戻そうか
君と初めて出逢った日
それとも好きになった日
たった一つの秘密
作ってしまっただけで
君と僕は
違う空を見ている
出典: あの日 僕は咄嗟に嘘をついた/作詞:秋元康 作曲:三輪智也
ここではその嘘によってもたらされた事実を書いているのだと考えられます。
主人公は「君」に対して恋をしていたのでしょう。
しかしその恋はもう過去のものとなってしまった。
その理由というのが、主人公が君に対して「秘密」を作ってしまったこと。
それが原因となって2人は別れてしまったのでしょう。
彼の嘘というのはこの秘密に関係していると考えられます。
もしかしたら、主人公が隠していた秘密が彼女にバレてしまったのが原因なのではないでしょうか。
もしできるのならもう1度彼女とやり直したい。
それだけ彼は過去の自分の行いを後悔しているのだと考えられます。
7、8行目からは今彼女が隣にいないことに対しての主人公の切ない心情が感じられる歌詞です。
彼にとって君はそれだけ大切な存在だったのでしょう。
無駄ではなかった想い
なぜかこれでよかったと
今では思えてしまう
だって 心の片隅に
こんな痛みがあるから
もしも正直だったら
痛みも何もないまま
僕はもっとズルい人になってた
出典: あの日 僕は咄嗟に嘘をついた/作詞:秋元康 作曲:三輪智也
そうした後悔を引きずりながらも、これで良かったのだと主人公は自分自身を納得させようとしています。
このパートではその理由が書かれています。
彼にとって、このトラウマともいえる胸の痛みは今では大切な思い出の一部となっているのではないでしょうか。
もしそんな経験をしなければ、自分はこんな気持ちを知ることができなかった。
だからこそ、今ではこの気持ちを知ることができたことに喜びを覚えているのではないでしょうか。
経験しなければ知ることができなかった。
そんな気持ちを知ることができたのだから、この苦しみも無駄ではなかったと思っているのかもしれません。
昔の嘘を振り返り、当時の大切な人を思い出す主人公。
その歌詞には苦しさと切なさがありながらも、どこかで清々しさを感じるのもこの楽曲の特徴といえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」は、アンダーメンバーの想いが詰まっている楽曲は、1stアルバムカップリング人気投票で7位に選ばれるほど支持を集めた曲です。
後悔も納得もすべてが詰まった楽曲、MVを見ながら聞いてみてください。
歌詞も魅力的なので、是非歌詞にも注目して聴いてみてくださいね。
今回の記事を通して、この楽曲がどれだけ魅力に溢れたものか分かっていただけたことと思います。
さて、最後に「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」が好きな方に向けて、オススメの楽曲解説記事をご紹介します。
今回ご紹介したいのは、「あらかじめ語られるロマンス」と「気づいたら片思い」です。
どちらも人気の楽曲となっているので、この機会に是非以下の記事にも目を通してみてはいかがでしょうか。
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