”しまさか”初のオリジナル楽曲

志麻&となりの坂田。(浦島坂田船)【ラストフレーズ】MV解説!最後に何をする?もし世界が滅亡するならの画像

浦島坂田船の志麻&となりの坂田。(以下、”しまさか”)が2018年11月に『ラストフレーズ』を公開しました。

この曲は”しまさか”の2人としては初となるオリジナル楽曲

体の内側を揺さぶるような2人の低音は、聴いていてゾクゾクします。

また今回の曲で、”しまさか”は作詞にも参加しました。

2人はこの曲にどんな想いを込めたのか?

MVの解説と共に掘り下げていきたいと思います。

格好良さが爆発している”しまさか”の歌声に酔いしれましょう。

”しまさか”のシリアスな表情にドキッ!

MVのイラストを担当したのは、浦島坂田船のイメージイラストを担当している月森フユカ。

美麗でハイセンスなイラストが、『ラストフレーズ』の世界観をさらに盛り上げているのが分かります。

このイラストなくして、『ラストフレーズ』の世界が完成することはなかったでしょう。

”しまさか”のシリアスな表情に胸がドキッとなった人も多いのでは?

月森フユカが描く美しすぎる世界。

その世界の中で”しまさか”が魂を込めて歌っています。

中世と現代、2つの世界

『ラストフレーズ』のMVはどのような世界観で構成されているのでしょうか?

”しまさか”の2人がMVで身につけている衣装から考察しました。

女性の”萌え”が詰まっている

MVのイラストで”しまさか”は、中世ヨーロッパの貴族を思わせるような衣装に身を包んでいます。

また、バーテンダーのようなスーツ姿で映っているシーンも……。

どちらの衣装にも”萌え”が詰まっていますね。

王子様風の貴族服も、スリーピーススーツのベストも、女性は好きな人が多いのではないでしょうか?

そして、どちらの服も格好良く着こなしてしまう”しまさか”。

2種類の2人の衣装に歓喜したファンも大勢いたことでしょう。

いつも格好良い”しまさか”ですが、今回のMVではイケメンにさらに磨きがかかっているように見えます。

残された時間に対する憂い

”しまさか”のイケメンさに見惚れたところで、ここからは曲の世界観について考察していきましょう。

どうやらこの曲のMVで描かれている世界は、衣装と同じように2つある様子です。

貴族風の服を着ているときは、その格好の通り中世ヨーロッパの世界。

バーテンダー風の服を着ているときは、現代を表しているのだと思います。

中世から現代まで変わらないもの。

それは人の「残された時間に対する憂い」なのではないでしょうか?

有限の命を持って生まれてきた我々は、今世で何を成し遂げることができるのか。

また、後世に何を残していけるのか。

残された時間を考えながら、そんな物思いにふける。

そういった様子が”しまさか”の2人の表情にも表れているように思えます。

いつの時代も、人は自分の人生について考えずにはいられないものなのでしょうね。

「最後の晩餐」がモチーフ

まずは”しまさか”が貴族風の衣装を着ているシーンから解説していきます。

このシーンのイラストから連想するもの。

それは「最後の晩餐」以外にはないでしょう。

額縁の中の世界は、なんだか非現実的で夢の中みたいですね。

退屈な世界が終わる

「最後の晩餐」といえば、イエス・キリストが処刑される前夜の様子を描いたもの。

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた絵画が有名ですね。

「最後の晩餐」でイエス・キリストは弟子の裏切りを予言します。

そうしてイエス・キリストは弟子の裏切りを知っていながら処刑されるわけですが……。

このMVのモチーフに「最後の晩餐」を使ったのは、おそらく「終わり」と「始まり」を表現するため。

というのも、イエス・キリストは十字架で処刑されたあとに復活を果たします。

この曲のタイトルは『ラストフレーズ』。

しかし、その「ラスト」は生命の終わりというよりも、退屈な世界の終わりを意味しているように思います。

復活を果たす