壊せない…捨てられない…
冷めた心 取り戻せるように今なら
錆びた恋に 終わりを告げる事の意味
出典: 失恋/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ
歌の最後は始まりの歌詞を繰り返します。
恋の終わりには耳をふさぎたくなるような言葉ばかりです。
「冷める」に対して「錆びる」と韻を踏んだ歌詞はケツメイシならではの言葉選び。
輝いていたはずの恋が錆びているなんて悲し過ぎます。
錆びてしまえば、壊すなり捨てるなり手元には残したくないもの。
歌詞の中でも恋に別れを言い渡します。でもそれは単なる別れでは無いのです。
『失恋』の最終章には続きがあるのでしょうか。最後はその「悲しい続編」を解説します。
最後に
恋の後にある続き…。2人の恋が終わっても周りとの人間関係が終わってしまった訳ではありません。
歌詞には暗号のように続きを思わせる言葉が埋め込まれていました。
君との恋の修復のために相談した相手は僕の友達。
(「身近・理解」なんてラブソングとは不釣り合いな言葉が今となっては悲しく聞こえます。)
いつの間にか意気投合した君と、僕の友達との関係に気が付いたときはすべてが手遅れでした。
友達との関係を失いたくない僕。そして友達の横で以前より優しくなっている君。
恋が終わったのなら、もう顔も見たくない!になるのが本音です。でも待っているのは厳しい現実。
日々の暮らしの中の人と人のつながりをすべて断ち切ることは出来ません。
友達とも元カノともどこかで顔を合わせる場面が必ずあるのです。
涙を隠して普通に振舞う様子を想像すると心の奥が痛みます。
ケツメイシは『失恋』という悲しいタイトルを付けましたが、ここで終わりにはしませんでした。
傷つけ合うよりも輝いた思い出のための「さよなら」。「続く」のは今は終わりの見えない日常です。
優しさよりも少し強くなってその日常を続けて欲しいと、ケツメイシは願っています。
冬のケツメイシ♪物語が歌になりました
冬と共に始まった恋は春まで続く確率が高い?
寄り添って歩く外の空気は冷たいけれど2人の間には温もりがあります。
でもケツメイシの書いた物語の恋は、冬の途中で終わりました。
楽しかった恋の思い出と、別れの悲しさと、空気の冷たさと、白い雪で出来た歌詞。
タイトルは『冬物語』。切ないラップが春が来るまでにはまだ時間があることを教えてくれます。
ケツメイシ【冬物語】歌詞の意味を解説!終わったはずなのに終わらない?雪とともに蘇る冬の思い出とは… - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ケツメイシの歌声を聴くとどうしてこんなに切なくなるのでしょうか。いつものラップが今日は静かに心に染み渡ります。春でも夏でもない冬のケツメイシ。恋はすでに終わっているのに…。ケツメイシ【冬物語】の歌詞を解説します。
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