2nd EP『東京熱帯雨林気候』に収録
今回紹介する【明日もこの世は回るから】は、2ndEPである『東京熱帯雨林気候』に収録されています。
様々なジャンルの楽曲を展開するMega Shinnosukeさんの中でも、王道ロックとして発表された楽曲です。
将来を考えられない若者に対し、時間は待ってくれないということを歌詞で伝えています。
若者から若者へ向けたエールというところが、世の中のティーンロックとは違った特徴です。
Mega Shinnosukeさんの語りかけるような歌い方がメッセージ性をさらに強めています。
歌詞の内容を理解すれば、明日から行動を起こしたくなること間違いありません。
それでは【明日もこの世は回るから】の歌詞の解釈を進めていきましょう。
1番の歌詞を徹底解釈
無気力な自分
ミスターロンリー 曖昧と日々は流れて
許せないこの自分から
目を背けているんだね
出典: 明日もこの世は回るから/作詞:Mega Shinnosuke 作曲:Mega Shinnosuke
毎日をダラダラ過ごしてしまっている自分の姿が登場します。
毎日やりたいことはあるのに、つい後回しにしてしまうというのは誰もが持つ経験ではないでしょうか。
後悔をして、明日からは生まれ変わろうと決意しても、結局また同じことを繰り返してしまうものです。
そんな誰もが共感する歌詞から曲は始まります。
もう、不条理
退屈を調理してミシュランシェフ
日々の鬱憤を
皆、食べて飲み込んでしまいたよね
出典: 明日もこの世は回るから/作詞:Mega Shinnosuke 作曲:Mega Shinnosuke
ミシュランというのは、世界的なグルメガイドである「ミシュランガイド」のことです。
この詞では退屈な時間を持つことに怒りを感じています。
「食べる」というのは行動を意味しているのではないでしょうか。
退屈な時間をなにか意味のあることに費やしたいという願望が表れています。
人生と終わり
明日もこの世は回るから
君は布団の中から出ては来れない
今日でこの世が終わるなら
何に向かえばいい?
今、走り出そうぜって言ってんの
出典: 明日もこの世は回るから/作詞:Mega Shinnosuke 作曲:Mega Shinnosuke
サビになります。
「君」というのは、この楽曲を聴いているリスナーのことです。
誰もが当たり前に明日がくると思っています。
そして、「明日からでいいや」と貴重な今日を無駄にしてしまうのです。
もしも今日で人生が終わってしまうとしたら何がしたいのかということを、この詞では問いかけています。
この問いかけに対し、頭に浮かんだことがその人の今やるべき答えです。
目指す場所がわからなくても、とにかく走りだそうというメッセージが込められているのでしょう。
2番の歌詞を徹底解釈
日々の変化
いつも通り
生きてゆくのは難しいね
愛しのあの子もどこかに行ってしまったんだし
出典: 明日もこの世は回るから/作詞:Mega Shinnosuke 作曲:Mega Shinnosuke
人生は変化の連続です。
変らない毎日を望んでいても、そうはならないということをこの部分では歌われています。
恋人がいれば別れることもあるし、友人や家族と急に会えなくなってしまうことだってありえるのです。
この部分では生きることの大変さや難しさを伝えたいのでしょう。
日々は常時 変わり続けるものですね
なんて考えて前に進めたら、楽なのにね
出典: 明日もこの世は回るから/作詞:Mega Shinnosuke 作曲:Mega Shinnosuke