ここは櫻井翔が作ったラップの部分です。
活動休止を発表後、現在の嵐そのものだと多くの声があがったきっかけにもなりました。
終わりではないという嵐5人での会見の内容と【still…】の歌詞がリンクしたのです。
この一言が、活動休止を悲しむファンの大きな希望になりました。
嵐のメンバー同士での出会い、そして多くのファンとの出会いは間違いなく存在したかけがえのないもの。
ここからまた新たな始まりへ向かって歩みだしていく、というようなメッセージとして読み取れます。
約束しよう、また会えると
僕はなおあなたに会いたい またいつか笑ってまた再会そう絶対
出典: Still.../作詞:多田慎也,櫻井翔 作曲:多田慎也
ここも櫻井翔がラップで歌っています。再会を信じる強い想いが伝わってくるフレーズですね。
ここで胸が熱くなる、というファンの声が多くありました。
別れてしまう切なさとまた笑い合える未来が、櫻井翔には見えているのかもしれません。
真っ直ぐなメッセージとなって聴いている人の心に染み入っていきます。
活動を休止してもまた戻ってきてほしいと願うファンに、前向きな気持ちを与えてくれるフレーズでした。
櫻井翔が贈った曲の相手とは
実は、櫻井翔が作詞したラップ詞は、海外に旅立つ友人に対して別れ際に贈ったものだったそうです。
【still…】は一般的に「恋人同士の別れ」がテーマになった恋愛ソングとして認識されています。
そのため、友情ソングと捉えていた櫻井翔本人は意外だったそうですよ。
歌詞を読み解くと、嵐が活動休止になることを見越していたような歌詞、とも感じられますね。
そう感じた人が多く、活動休止を発表した後から改めて注目を浴びるきっかけになったのでしょう。
捉え方はそれぞれあるものの、相手を想う気持ちのこもった歌詞が、多くの人達の心を動かしています。
きっかけはラジオで公開した自作の曲
本楽曲のラップは「どこにいても」という櫻井翔のオリジナル曲であるラップから引用し、手直ししています。
個人で作ったオリジナル曲を嵐の曲で使うのは、櫻井翔にとって初めてのことでした。
「どこにいても」は過去にラジオで公開していましたね。
そのため、【still…】をリリースした当初はファンから多くの反応がありました。
原曲である「どこにいても」との気持ちが合わさったことで、名曲【still…】が生まれたのです。
贈った相手である友人とは
曲を贈った相手である友人に関して、巷では2つの有力説があります。
ひとつは「どこにいても」の合作者である「shin」という人です。
仕事の関係でロシアに行く際に、別れの曲として贈ったということでした。
もうひとつは学生時代の同級生で、勤めていた大企業を退職し夢を追いかけて海外へ行く際に、ということです。
実際のところは櫻井翔本人が明言しているわけではありません。
しかし曲を贈るほどの間柄である親友といっても過言ではないでしょう。
【still…】の余韻にある新たな希望
【still…】は、落ち込んでいた気持ちが前向きになれる曲ではないでしょうか。
曲の特徴であるほろりとした余韻が悩みを抱えたときに共感しやすく、頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
これから新しいことに向って挑戦する大切な人にこそ聴いてほしい1曲ですね。
また、そういう人にプレゼントすると、面と向かって話しにくいメッセージが歌というかたちで伝えられます。
嵐の曲をあまり知らない方へ嵐の魅力を伝えるきっかけとしてもおすすめの1曲です。
嵐とファンが選んだ「絆」を結ぶ希望の歌
【still…】のタイトルや歌詞の「まだ…」などの「…」は、曲中の要所要所で余韻となって心に残ります。
そして「また…」の後には「絶対に笑って再会しよう」という意味の名フレーズに繋がるのです。
言葉にならなかった部分が、はっきり希望というかたちになった瞬間でした。
ちなみに、結婚式の送賓などのBGMとして使われることがある【still…】は、嵐のメンバーも好きな曲です。
ライブで披露したときも大きな盛り上がりをみせました。
作詞兼作曲も担当した多田慎也の綺麗なメロディが、歌詞を引き立たせています。