主役になれない(結婚できない)けれど幸せ
片づいてゆく仲間達に ため息
どこまでも 主役には なれない私でもいいの
人をこんな に好きになり
優しさと強さ知ったわ それだけで幸せ
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=39961
「片づいてゆく仲間達に ため息」
きっとこの歌の主人公は20代前半から半ばぐらいの女性だと思われます。この頃は第1次結婚ブームで、仲のいい女友だちが次々と結婚してゆくのです。
幸せな結婚、人生を掴んだ友だちを横目についため息をついてしまう…そんな女心が伝わります。
普通の幸せは手に入らないかもしれないけれど、人を愛することのすばらしさ、人を想う優しさ、心の強さを知った自分は幸せだと歌っています。
もしかしたら結婚していく友だちに対して、彼女はささやかな意地を張ったのかもしれません。
決して結ばれることがない2人
さよならが 永遠の絆に変わることもある
二度と会えない ふたりでも
胸の中で生き続ける 大好きな微笑み
So, I sing this rapsody for you.
So, I sing this rapsody for you.
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=39961
この歌の主人公は、愛してしまった人と結ばれることはありませんでした。
でも彼の笑顔を胸に、一生の思い出に生きて行こうと誓い、そしてこのラプソディを彼のために歌ったのです。
明るいメロディはこの歌の主人公の心の裏返しです。この歌の真意は悲しい一人の女性の失恋ソングだったのです。
道ならぬ恋はいつの時代も突然に
平凡な毎日
「純愛ラプソディー」の1番の歌詞をもう1度、振り返ってみましょう。
この曲の主人公は恋愛経験ゼロ(?)のうら若き乙女です。
職場ではいつもニコニコ。仕事柄とはいえ好感度抜群のお嬢さんです。
そんな主人公も人には言えない悩みがあります。
それは真剣に燃え上がるような恋をしたいということです。
今まで誰かを好きになったことはあります。
でも、いつも中途半端に終わりました。
告白を受けることなく、いつも自然消滅していたのです。
今の会社に勤めだして早や、3年。
ときめきが止まらないような出会いを待ち続ける日々が続いていました。
いけない事とは分かっていても
そんな時に、出会いは突然現れます。
これはまさに運命なのか?
主人公でなくても誰でも偶然の出会いに心はときめくのです。
待ちに待った恋のチャンス。気持ちが高ぶって落ちつけません 。
ところがやはり運命の皮肉だったのか。相手は妻子持ちの男性でした。
いつもならここで大人しく引き下がる主人公。
ところが今回は胸の高まりがおさまりません。
いけない事とは分かっていながら道ならぬ恋にはまってゆく主人公。
それはいつ時代も突然にやってくるのです。
ときめきが止まらない
恋の威力
歌詞はさらに続きます。
今まで定時で帰る日常の繰り返し。
それがあの日から素敵な毎日に変わってしまった。
1回くらいはいいだろうと、軽いノリで誘われた食事。
それがお互いを引き寄せ合う合図になってしまったのです。
どうしてあと1年、早くめぐり合わせてくれなかったの?
主人公は真剣に恋の神様に問いかけます。
このままいけば間違いなく、沈んでいってしまう。
戻るなら今しかない。
そう思いながらも体が勝手に動きだす自分の本能が心地いい主人公なのでした。