8年ぶりに発売された「Fantome」とは?
宇多田ヒカルが人間活動に専念すると発表して音楽業界から消えたのは今からちょうど8年前、2010年のことだと記憶しています。彼女自身、説明をしなければいけない立場で、自分自身がファン一人一人に活動休止を伝えなければいけないと語っていたのを鮮明に覚えています。
宇多田ヒカルがデビューしたのは彼女が14歳の時でした。そこから音楽業界は10代そこそこの彼女の作る楽曲に常識が次々と壊されていきます。ファーストアルバムは世界中で800万枚を売り上げ、タワレコやHMVでは常に彼女の曲が流れ、新しい風とともに、奏でられる旋律に、世間は歓喜し、音楽業界の中では戦慄が走っていたのです。
ミレニアム世代には今の宇多田ヒカルを手放しで受け入れることは難しいかもしれません。しかし、時代を共にした世代は手放しにこの復活劇を喜ぶべき事実なのです。社会性を手に入れ、最愛の母の死を乗り越えて活動を再開した宇多田ヒカルの「Fantome」をじっくりと見てみましょう。
アルバム「Fantome」には何曲収録されているか?
【収録曲】
01. 道 (サントリー天然水 CMソング )
02. 俺の彼女
03. 花束を君に (NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」主題歌)
04. 二時間だけのバカンスfeaturing 椎名林檎
05. 人魚
06. ともだち with 小袋成彬
07. 真夏の通り雨 (日本テレビ「NEWS ZERO」テーマ曲 )
08. 荒野の狼
09. 忘却 featuring KOHH
10. 人生最高の日
11. 桜流し (「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」テーマソング)
出典: https://www.amazon.co.jp/Fant%C3%B4me-%E5%AE%87%E5%A4%9A%E7%94%B0%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%AB/dp/B01I4GDLZW
宇多田ヒカルのアルバム「Fantome」は全11曲収録されています。記憶の新しいところで「道」はサントリーの天然水のCMで、宇多田ヒカル本人が出演していました。
次に「花束を君に」は大ヒット連続TV小説「とと姉ちゃん」の主題歌として連日流れていました。高畑充希を一気にメジャー女優として押し上げた作品ですね。
最後の11曲目「桜流し」は今もなお人気のある「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のテーマソングとして使用されています。尚、監督の庵野秀明が休業中の宇多田ヒカルに直接オファーしたのは有名な話です。
他にも親交のあるアーティストとのコラボ曲が多数収録されています。
アルバム「Fantome」から公式MVとして発表されている再生回数は?
宇多田ヒカルがYouTubeにあげている公式MVの中で今回発売された「Fantome」に収録されている曲のMVは全部で5曲、そのMVの再生回数が多い順に見てみましょう。
宇多田ヒカル「二時間だけのバカンス featuring椎名林檎」
宇多田ヒカル「花束を君に」
再生回数260万回を超える大ヒットMVです。
「花束を君に」は本人出演のMVです。この他に、作画に手の込んでいる切り絵バージョンもあります。本人MVとは少し違った雰囲気で楽しめるためこちらも人気のMVです。
宇多田ヒカル「真夜中の通り雨」
再生回数は230万回を超えています。
「真夏の通り雨」はニュース番組「ニュースZERO」のテーマソングとして採用されていました。
活動休止していた宇多田ヒカルに日本テレビがニュース番組のエンディングテーマを作って欲しいとオファーしたのがきっかけで、この曲が作られました。