【狼に口笛を/乃木坂46】カップリング曲なのはもったいない！！神曲と話題の今作の魅力を徹底解剖♪

乃木坂46は2012年2月から2017年10月までに、合わせて19枚のシングルを発売しました。

ただし、たった19曲しか歌ったことがないわけではありません。「カップリング曲」「アンダー曲」と呼ばれる楽曲も多く存在するためです。

乃木坂46ファンにとっては常識ですが、シングルごとにメンバーの「選抜」が行われて、選ばれなかったメンバーは「アンダー」になりますね。

ですが、アンダーメンバーには独自楽曲が与えられますし、ここ数年は選抜メンバーとは別のライブまで開催されています。

むしろ「選抜メンバーになるためにがんばるアンダーを応援したい」という情熱的なファンも多く、「アンダー曲」の人気も高まっています！

まず、シングル曲は選抜メンバーが歌いますから、注目されて当たり前ですね。

ですが、カップリング曲には隠れた名曲が多いため、乃木坂46ファンならカップリング曲にこそ注目すべきであると言えます。

カップリング曲の中にも選抜メンバーが歌うものはありますが、一部は乃木坂46アンダーメンバーが担当します。

特に「次こそ選抜になる！」と意気込むアンダーメンバーの楽曲は、「選抜とは違う良さがある」という理由で人気があるのです。

乃木坂46のアンダーメンバーが歌う代表的なカップリング曲が、2ndシングル収録の「狼に口笛を」です！

「狼に口笛を」とは印象的なタイトルですが、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

狼といえば、おとぎ話では悪役になることが多いですから、怖そうなイメージがあるかもしれません。

最近は「家族を大切にする」という性質が再評価されてイメージが良くなってきましたが、犬よりも近寄りがたい雰囲気であることは確かです。

乃木坂46の2ndアンダーが歌う「狼に口笛を」という曲でも、孤独に生きる狼の姿が描かれています。

乃木坂46の2ndシングル「おいでシャンプー」は、淡い恋を描いた物語です。

学校のプールを掃除する2人。男の子が、デッキブラシで床を掃除する女の子を見つめています。

振り返るたびに漂うほのかなシャンプーの香りが、恋心に強い印象を与える……という内容です。

では、カップリング曲の「狼に口笛を」はどうかと言えば、孤独で、静かな曲調になっています。

恋する少年と孤独な狼、夏のプールと夜の荒野など、あらゆる面が対象的に描かれていると言えるでしょう。

哀愁ただよう「狼に口笛を」の歌詞を確認しましょう。

まず目に入るのが、「愛のメロディー」という言葉です。「狼に口笛を」とは、「狼に愛のメロディーを送る」という意味だったんですね。

歌詞に登場する狼とは、どのような存在なのでしょうか。比喩なのか、本当の狼なのかはわかりませんが、「誰かに牙を剥いて」いることがわかります。

つまり、社会や周囲の環境に反発する存在の象徴として、狼が取り上げられているんですね。

ですが、そんな狼に対して乃木坂46アンダーメンバーは、やさしい歌を送り、微笑むようにと呼びかけます。それだけで世界が変わるというのです。

微笑めば世界が変わるということは、決して大げさな表現ではありません。服装や言葉遣い、表情を変えるだけで、周囲の反応も大きく異なるためです。

乃木坂46が狼に向けて歌うのは、「怒ってばかりいないで、もっと笑えばいいことがあるよ」というポジティブなメッセージですね。

みなさんの中にも「狼」が潜んでいないでしょうか？

次のパートでは、「生きる意味」が問いかけられます。