“たくさんの不幸なことがあった 多分私は悲しいビッチ
誰がそれで私が強くなると思った?
紐と言うよりも手錠で縛られた
自分で曲を書くみたいに小切手を書く”
テロ事件に、元恋人の死…ここ何年かアリアナには不幸な出来事が次々と起こりました。
それを乗り越えて、自分は強くなったのだと主張しています。
「悲しい」イメージで縛り付けられたことはとても窮屈に感じていたのか、「手錠」と言う風にそれを表現。
そして、最後の一節は「自分の曲を自ら書いている」ことと「小切手を書けるくらい裕福である」ことを同時に主張しています。
手首を見るのは止めて
My wrist, stop watchin', my neck is flossy
Make big deposits, my gloss is poppin'
You like my hair? Gee, thanks, just bought it
I see it, I like it, I want it, I got it (Yeah)
出典: 7 rings/作詞:Grande・Monét・Parx・Njomza Vitia・Kimberly Krysiuk・Brown・Michael Foster・Anderson・Richard Rodgers・Oscar Hammerstein II 作曲:Grande・Monét・Parx・Njomza Vitia・Kimberly Krysiuk・Brown・Michael Foster・Anderson・Richard Rodgers・Oscar Hammerstein II
“私の手首を見るのを止めて、私の首は綺麗
たくさん預金をして、私の唇のグロスは乗ってる
私の髪が好き?そう、ありがとう買ったの
見て、好きだと思って、欲しいと思って、手に入れた”
手首については、2018年にカープール・カラオケで有名なジェームズ・コーデンの番組に出演した際のことだと思われます。
「脱出ゲーム」に参加中に転んでしまったアリアナは、手首に怪我をしてしばらく包帯を巻いていました。
その経緯が明らかになるまで、どうして怪我をしたのかあれこれメディアや人々に詮索されたのかもしれませんね。
ここでまた、預金をすることとオシャレにキメることが同列に語られています。
ギャップが面白いというのもありますが、アリアナにとってはこの二つは同じように誇れるステータスなのかもしれません。
好きなものはすぐになんでも買えることができる…
ここで重要なのは「誰かに買ってもらった」わけではなく「自分で買った」と主張している部分。
『ティファニーで朝食を』の主人公とは逆ですね。
好きなものは何でも買える
I want it, I got it, I want it, I got it
I want it, I got it, I want it, I got it
You like my hair? Gee, thanks, just bought it
I see it, I like it, I want it, I got it (Yep)
出典: 7 rings/作詞:Grande・Monét・Parx・Njomza Vitia・Kimberly Krysiuk・Brown・Michael Foster・Anderson・Richard Rodgers・Oscar Hammerstein II 作曲:Grande・Monét・Parx・Njomza Vitia・Kimberly Krysiuk・Brown・Michael Foster・Anderson・Richard Rodgers・Oscar Hammerstein II
“欲しいと思って、手に入れた 欲しいと思って、手に入れた
欲しいと思って、手に入れた 欲しいと思って、手に入れた
私の髪が好き?そう、ありがとう買ったの
見て、好きだと思って、欲しいと思って、手に入れた”
サビの部分になりますが、アリアナが言いたいことはここにありそうです。
「女性を勇気づける曲」と自身では言っていましたが、「誰にも依存することなく自分の力で成功している姿」を見せることで自立した女性たちを励ます意図があるのかもしれません。
裕福なことをただ自慢するように受け取れますが、そこには物質主義以外のメッセージが含まれているように思えます。
6つの婚約指輪を買った
友情に乾杯
Wearing a ring, but ain't gon' be no "Mrs."
Bought matching diamonds for six of my bitches
I'd rather spoil all my friends with my riches
Think retail therapy my new addiction
出典: 7 rings/作詞:Grande・Monét・Parx・Njomza Vitia・Kimberly Krysiuk・Brown・Michael Foster・Anderson・Richard Rodgers・Oscar Hammerstein II 作曲:Grande・Monét・Parx・Njomza Vitia・Kimberly Krysiuk・Brown・Michael Foster・Anderson・Richard Rodgers・Oscar Hammerstein II
“指輪を身に着けている でもそれはミセス(妻)になるためじゃない
6人の友達にダイアモンドの婚約指輪を買った
私のお金は全部友達に使いたい
最近買い物中毒なの”
ここでタイトルにもなった指輪のエピソードが登場します。
アリアナは元恋人との婚約を破棄した後、『ティファニー』へ行ったり、シャンパンを飲んだりしたのだとか。
そこにはもちろん6人の親友が側にいたようです。
そして、その時、彼女達と自分にそれぞれ婚約指輪を買った…だから『7 rings』というわけですね。
失恋の憂さ晴らしを一緒に分かち合ってくれる友達の存在。
アリアナは本当にそれを大事に思っているのでしょう。
幸せはハイブランド・シューズと同じ値段?
Whoever said money can't solve your problems
Must not have had enough money to solve 'em
They say, "Which one?" I say, "Nah, I want all of 'em"
Happiness is the same price as red-bottoms
出典: 7 rings/作詞:Grande・Monét・Parx・Njomza Vitia・Kimberly Krysiuk・Brown・Michael Foster・Anderson・Richard Rodgers・Oscar Hammerstein II 作曲:Grande・Monét・Parx・Njomza Vitia・Kimberly Krysiuk・Brown・Michael Foster・Anderson・Richard Rodgers・Oscar Hammerstein II
“誰がお金は問題を解決してくれないって言った?
解決できるほどのお金を十分に持ってなかったんじゃないの?
彼らは言った「どれにする?」私は「いいえ、私は全部欲しい」と言った
幸せはルブタンの靴と同じ値段”
「どれにしようかな…」と迷わずともアリアナなら「全部買う」ことで解決します。
なんとも羨ましいことですが、ハイブランド・シューズを買うことが幸せであるというような書き方は誤解を生みそうですね。
この曲の歌詞を書いた時は、婚約破棄後ということもあったのでしょうか。
何を「幸せ」と思うのかが彼女の中で変わっていたのかもしれません。