岡本真夜【旅人よ】歌詞の意味を徹底解説！満月の光が照らす行く先は？旅人に勇気を与える夢を解き明かす！

なぜ人は旅をするのでしょうか。

それはおおよその場合、自分が「幸せになるため」です。

もっと他にも理由はあるでしょうが、根幹はこの一言に尽きるのではないでしょうか。

自分が「幸せになるため」に頑張って良いのです。

誰もがそれを追い求めて旅をする権利があります。

道中の苦しさに負けて目的を見失ったら、悔いの残る人生になってしまうでしょう。

目的の先にあるものを見落としてはなりません。

自分を信じて歩き続けていれば、目的地という名の「夢」は自ずと見えてくる筈です。

「旅人よ」の歌詞は、旅人の視点ではありません。

その人を客観的に見守る、もっと大いなる存在のように感じられます。

何故なら、「旅人を招いているから」です。

旅人が目指す目的地を擬人化したような形でしょうか。

もっと分かりやすくいうと、神様とも呼べるかもしれません。

夢を叶えようとする人間、すなわち「旅人」を視点にした作品はよくあります。

曲もありますし、アニメやゲーム・小説や映画などでもありがちです。

ですが、逆にその人が目指す「目的」そのものの視点になるのはかなり珍しいのではないでしょうか。

ゴールからスタート地点にいる人を見ているようなものです。

自分の前に辿り着こうとしている人を眺めると、こんな風に感じられるのかもしれません。

「旅」という昔ながらのイメージを題材にした歌詞です。

しかしそれを「夢への道のり」と考えたら、一気に身近に感じられます。

今も昔も、夢を追いかけている人はたくさんいるということでしょう。

思えば武将や君主もまた、何かを目指して戦っていました。

解釈の仕方次第で古典ファンタジーな歌詞にも、実感がわく歌詞にもなる面白い曲ですね。

さらに人々を見下ろす存在を思わせる視点もまた、興味深い点といえます。

人々の歴史を感じながら自分の夢を見据えることができる、様々な側面を持つ曲です。

岡本真夜さんの代表曲といえば「TOMORROW」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか？

デビュー曲でありながら、200万枚を売り上げた大ヒット曲。

リリース年に起こった阪神淡路大震災で、辛い日々を送っていた人々の心の支えにもなったそうです。

今日を懸命に生きる「旅人よ」とは対照的なこの曲の歌詞も是非読んでみてください。