メジャーデビューは返り咲き!1stシングル「猫かぶる」

【猫かぶる/MOSHIMO】女子あるあるの歌詞を解釈!猫かぶり女子の実態に男子は気付いてくれないの?の画像

2015年4月に結成され、2016年6月22日には1stシングル「猫かぶる」でメジャーデビューしたMOSHIMO

一見、異例の早さで頭角を現したように見える彼女たちですが、実はこのデビューは返り咲き。

前身バンドに当たるCHEESE CAKEでの活動は2006年からと長く、2013年には一度デビューも果たしているのです。

そしてインディーズに戻ったのはメンバーの脱退によるもの。

CHEESE CAKEの解散があって、バンドは続かないものだと思われていたとのことです。

悔いを残したくないという想いから

そこにMOSHIMOとして始動する流れを生み出したのはヴォーカル、岩淵沙貴の強い想いからでした。

それは「せめて自分の選んだ音楽だけは悔いのないようにやりたい」というもの。

「猫かぶる」のリリースに際しては、またメジャーの舞台に戻ってこれた喜びを露わにしていました。

挫折を味わった人間は強いといいます。

新しくなって帰って来た彼女たちのサウンドもまた、以前とは一味違うのではないでしょうか。

今回はこの「猫かぶる」という楽曲から、MOSHIMOのサウンドに迫っていきましょう!

元々は九州地区限定発売

「猫かぶる」は実は元々九州地区限定発売の予定でした。

5月18日にリリースされたそれは、程なくして全国発売が決定。

九州ではすでに人気を博していた彼女たちを、全国へとプッシュする声も多かったのでしょうね!

「結果は後からついてくる」とはこういうことを言うのですね。

「猫かぶる」はこんな曲

間の抜けたように歌われる「君は猫かぶる」という冒頭部分。

それに引き続くイントロでは、ハードロック調のヘビーなリフが繰り広げられます。

そのギャップからインパクト絶大なこの部分。

ハードなリフはドラムの本多の好みを考えて、ギターの一瀬が考えたものだとのこと。

メンバーが楽しんでプレイする姿を想像しての制作には、バンド間の関係の良さが垣間見えますね。

無二のキャラクターを作り出すのは

少しずつ盛り上がっていく、ポピュラーのセオリーに沿ったAメロ。

Bメロではボーカルとユニゾンするギターアルペジオなど、キャッチーな要素も見せます。

そしてサビに入ると4つ打ちのドラムに、オクターブの動きを繰り返すベースというダンサブルなリズムを展開。

そこに乗せられる陽気なメロディと、甲高い声であっけらかんと歌う岩淵はバンドの無二のキャラクターを作り出していますね。

ありのままを映したMV

MVも非常にシンプルな内容で、バンドのライブシーンをそのまま映したもの。

「自然体の良さ」とでも言っておきましょうか。

脚色のないところもまたMOSHIMOらしいですね!

楽曲だけではなく、どこか愛嬌のあるその雰囲気がまた惹き付けられるんです。

ぶつ切りで終わるアウトロでの佇まいも実にシュール。

いえ、面白い顔をしているとかそういうことではないんです。

これも彼女たちの自然体の空気が成せるもの。

大真面目にやっていても、どこか微笑ましいんですよね!

猫かぶり女子への皮肉がたっぷり!歌詞を解釈

ここからは「猫かぶる」の歌詞を解釈していきましょう。

大好きな彼を取られた主人公が猫かぶり女子に対する皮肉たっぷりの物言いを繰り広げます。

しかし負け惜しみだということを認める彼女の姿も。

複雑なその心情は何を物語るのでしょうか?