手探り状態で仲間とともに切磋琢磨してきた日々。
そんなかけがけのない日々を送ってきたから、今のAqoursがあるのでしょう。
彼女たちの道のりは、決して楽なものではありませんでした。
それでも努力や悲しみ(=涙と汗)を乗り越えて、頑張ってきたのです。
強い絆があったからこそ、苦しい時も耐えることができた。
そんな思いが、この歌詞に込められているように感じます。
夢を追い続けたAqours
いつも夢が こころにあった
見失いそうになっても
僕らぜったいあきらめない!
だって光が見えたよ
もっと夢中になれたら 変わるってさ信じてた
このみんなで
出典: 僕らの走ってきた道は…/作詞:畑亜貴 作曲:EFFY(FirstCall)
9人の心の中には「ラブライブで優勝する」という夢がいつもありました。
その夢を抱き続けて頑張ったおかげで、Aqoursは見事優勝することができたのです。
(ちなみに先ほど紹介した映画は、優勝した直後のお話を描いたものになります。)
優勝するという夢(=光)を常に追い続けていたAqours。
だからどんな困難が訪れたとしても、頑張り続けることができたのでしょう。
2番~ラストの歌詞
「それぞれのゴール」とは?
そうです!
ひとつ、ふたつと 願いが叶って
仲間がいて良かったなって 走ってきた道
でもね別れは どんなことにもあるんだ
どこへいこう どこへいこう それぞれのゴールへ
出典: 僕らの走ってきた道は…/作詞:畑亜貴 作曲:EFFY(FirstCall)
2番に入ると今度は「別れ」を感じさせるワードがたくさん登場します。
ちなみに、ここのパートを歌っているのは3年生のメンバーたち。
なので、1年生・2年生に向けた3年生からのメッセージのようにも聞こえますね。
9人で力を合わせた結果、優勝という夢を掴むことができました。
そのことに心から感謝している様子が描かれています。
なんだかとても感動的な歌詞ですね…!
3年生たちの進路が決まり、卒業する3人は別々の夢を追いかけていきます。
「それぞれのゴール」というのは、3人のそれぞれの未来を指しているのでしょう。
新しい夢を持とうとしているAqours
さらに走ろう それしかないと
思ってるけど悩むね
僕らぜったいとまれないよ
だって感じたい熱く
もっと違ったかたちで あたらしく夢見て
出典: 僕らの走ってきた道は…/作詞:畑亜貴 作曲:EFFY(FirstCall)
別れは悲しいもの。
しかし、いつまでも悲しんでいるわけにはいきません。
それぞれの未来に向かって、気持ちを切り替えて前向きに走り続けるしかないのです。
3年生の卒業によって、今までと全く同じようにAqoursを継続することはできなくなります。
しかし、別れを迎えた後もそれぞれ「もっと違ったかたち」で輝くことができるはず!
そんな明るくてポジティブな気持ちが、ここの部分に表れているのでしょう。
「あたらしく夢見て」という歌詞も素敵ですね!
残された1年生・2年生も、卒業するメンバーのように新しい夢を持とうとしているのでしょう。
それぞれの中にある「迷い」や「不安」
ああどうしよう(あしたへ)
ああどうしよう(向かえば)
わかる? わかる? 未来の僕らは…?
出典: 僕らの走ってきた道は…/作詞:畑亜貴 作曲:EFFY(FirstCall)
ここでは、9人それぞれの「迷い」や「不安」を描いているのでしょう。
「?」がたくさん登場するのは、きっとそれぞれの心に「迷い」や「不安」があるから。
1年生・2年生は、3年生がいないことに不安を覚えて「迷い」を感じています。
そして、3年生も新しい自分の未来に対して、少なからず「不安」を感じているのでしょう。
しかし、どんなに迷ったり不安を覚えたりしても、先のことは誰にも分かりません。
勇気を持って踏み出してみないと、分からないことだらけなのです。
これから先だって仲間がいるから0じゃない!
そうです…
自分らしくと 呪文をとなえて
仲間を見送ることを 受けいれながらも
0じゃない大丈夫! 元気出そう笑おうよ
やってみよう やってみよう まだまだねがんばる
出典: 僕らの走ってきた道は…/作詞:畑亜貴 作曲:EFFY(FirstCall)
ここでは、3年生たちの卒業を前向きに受け入れようと決意した気持ちが描かれています。
「0じゃない大丈夫!」という歌詞も、素晴らしいですね!
最初は0からのスタートだったAqours。
しかし、今はもう違います。
仲間たちからもらったパワーがあるから、0からのスタートではないのです。
これから先、離れ離れになったとしても9人の心はずっと繋がり続けていることでしょう。