このケーブルは高域から低域までバランスよく、幅広いレンジで音を出してくれます。
特定の音域をブーストするなど独自の加工はなく、本当の音を正確にそのまま出してくれているという印象です。
今お使いのシールドがもしレンジの狭いものであれば、比べてみるとこのシールドがいかに幅広いレンジをカバーしているかを実感できると思います。
ケーブルが柔らかくて扱いやすく、しかも耐久性にも優れているので、コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
特色ある音作りでベーシストに人気
MONSTER CABLE BASS2 12A 12ft 12SL モンスター ケーブル ベース用 シールド
対してこちらは、かなり特色のある音を作り出すタイプのシールドです。
筆者には中低域がブーストされてより太い音が出る印象があるので、ロック系のバンドで使うには良い感じかなと思います。
シールドだけで音が変わってしまうので、ナチュラルなセッティングにしておいてエフェクターでいろんな音色を使い分けたいというタイプの人には向かないと思うのですが、ライブとおしてこの音1本だけでいけるという人にとっては使い勝手が良いのではないでしょうか。
これをお気に入りに挙げるベーシストは結構多いようです。
シールドにもメンテナンスを
エレキベースを弾くときに使う機材の中で最も酷使され、しかもぞんざいな扱いを受けることの多いのがシールドではないでしょうか?
スタジオでは誰もが気にせず踏みつける。
ライブではステージパフォーマンスでたっぷり痛めつけられる。
そんな使われ方をしているのに、案外メンテナンスには気を使ってなかったりしませんか?
シールドは正確なベースの音を伝える生命線。
メンテナンスにも気を使っておきたいものです。
シールドに断線はつきもの
当たり前のことですが、シールドも長年使っていると物理的に劣化していきます。
ある日、いつものようにスタジオでセッティングして、アンプにスイッチを入れてみたらどういうわけか音が出なかったという経験はありませんか?
シールドのトラブルはこのように、予期しないタイミングで急にやってきたりするものです。
ライブの本番でこんなトラブルに見舞われたら目も当てられませんよね。
まずはスペアのシールドを常に持っておくというのが鉄則ですが、そんなときに備えて、やはりシールドもときどきはメンテナンスをしておきたいものです。
シールドは、演奏中に無理なねじれや折れ曲がりが発生してしまうこともよくあるので、中で断線してしまうというトラブルはもうつきものだと認識しておいてください。
断線する箇所はもうほぼ決まっています。
両端のプラグとコードの接続部分です。
特に、楽器と接続している側のプラグで断線が起こることが多いです。
普段楽器を構えるときって、シールドが楽器から垂れ下がって体の前でブラブラ動かないように、楽器とストラップの間にシールドを通して固定することが多くないですか?
あれをやると楽器側のプラグとその周辺のコードに大きな負担がかかって、内部で断線が起こりやすくなるのです。
シールドをしっかりつないで、ボリュームも上がっているのになぜかアンプから音が出ない。
そんなとき、アンプや楽器側のトラブルでなければ、ほぼシールドの断線が原因であると思っていいでしょう。
音が出ないトラブルのときは慌てず、まずはどこに原因があるかを切り分けます。
エフェクターをつないでいるならエフェクターをはずしてアンプに直接つないでみる。
他の楽器と交換してみる。
他のアンプに接続してみる。
シールドを別のものに替えてみる。
などということをひとつずつやっていけば、原因箇所にたどりつくことができます。
シールドを替えて音が出るようになったなら、トラブルの原因は間違いなくシールドの断線です。
セルフメンテナンスのすすめ
シールドの断線はつきものなので、音が出なくなったらからといってすぐに新しいものに買い換えるのはちょっともったいないと思います。
なぜなら、シールドの内部で断線しているくらいなら簡単に修理できてしまうからです。
シールドの断線を修理しようとするとき、もちろん断線箇所を特定することが最初にやることなのですが、普通に使っていればシールドのど真ん中でコードがぷっつり切れているなどということはまずありません。
まず間違いなくプラグとコードの接続部分で断線していると考えていいでしょう。
そこで、プラグとコードの接続部分を確認してみましょう。
たいていのシールドは、プラグの部分がネジになっていて、プラグを回してみると金具が緩んで外すことができます。
外すとさらにラバーで覆われているので、それも外してみると、コードの先端とプラグの裏側部分がハンダ付けされているのが見えます。
そのハンダで付けられた部分からコードの先端が抜けてしまっていませんか?
その状態が確認できれば、あとは抜けてしまったコードの先端部分をハンダで付け直すだけでOKです。
もしコードが切断されてしまっている場合は、シールドのラバーの部分をカッターなどで少し切って、必要な長さのコードを引っ張り出してきます。
ハンダごてやハンダはホームセンターなどで安く買えるので、1台は持っておきましょう。
簡単な修理ならたいていはこれで間に合いますので、楽器ケースにいつも入れておくことをおすすめします。
おわりに
シールドについて覚えておきたい知識をいくつかお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
シールドを1本替えてみるだけでベースの音がガラリと変わってしまったりしますので、いろんなシールドを試して特性を知っておくといいのではないでしょうか。
また、手入れのしかたひとつで耐久性にも差が出てきますし、音にも影響してくることもあります。
ぜひシールドの知識を役立ててベースライフのクオリティ向上を目指してみてください!
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね