あたしの好きなものを君はいつも変だって言うけど
君の好きなものは本当に君が好きなものなの?
出典: 君のバンド/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
Bメロの歌詞ですが、サビの歌詞よりも圧倒的に伝えたいことが書かれているように感じました。
自分が好きなものが好きなあたし、一般的なものや流行りが好きな彼。全く別のタイプの2人です。
ここで出てくる彼は本当に好きなものが好きなのでしょうか?
せっかくなのでコレサワさんの曲で話をさせてもらいます。「たばこ」という楽曲のMVがYouTubeに公開されてから約1年で800万回再生されました。
コレサワさんのヒット曲ですが、川谷絵音さん、きゃりーぱみゅぱみゅさん、スガシカオさんなどが大絶賛し、一躍流行りの歌となりました。
「君のバンド」に出てくる彼で考えると、きっと「たばこ」は好きな曲でしょう。ですが、彼は流行りが好きなだけで、流行りの歌のことが好きな訳ではないのです。
なので「たばこ」が発表されてすぐ、まだ有名でなかった時に聴いたとしても好きにならなかったでしょう。
好きな人が好きなあたし
なんにも交わらないけれど 隣にいたいよ
あたしの好きなバンドはなぜかちっともちっとも売れない
君の好きなバンドはどれもすっごくすっごく売れてる
出典: 君のバンド/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
ここまで聴いて分かるように、全く違う好みを持った2人です。
理性的に考えると、どうして付き合っているの?と思ってしますよね。
ですが、”なんにも交わらないけど隣にいたい”という素直な気持ちが恋を表しています。好きなバンドのことだけを歌っているようで、実はちゃんとした恋愛ソングなのです。
理性だけで片付けられない、どうしてなのか分からないけど好き、恋愛はそういう複雑なものなのです。
サビにいく前にちゃんと恋愛にフォーカスすることで恋愛ソングとして落とし込んでいるのが素晴らしいです。
筆者から100点差し上げます。
あたしの好きなバンドがいつかとってもとっても売れたら
君の好きなバンドにいつかぜったいぜったいなるから
あたしの好きなバンドがいつかとってもとっても売れたら
君とライブに行きたい 帰り道には手を繋いでスキップ
出典: 君のバンド/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
ラストサビです。
彼が好きになるバンドがどんなものか分かったので、それを逆手に取ります。
それは彼のことがやっぱり好きだし、ずっと隣にいたいから。
好きなものが好きなあたしと、流行りが好きな彼。
どちらが良い悪いではありませんが、あたしの好きなバンドが売れたら、2人がいつか交わる時がくるかもしれません。
終わりに
いかがだったでしょうか。コレサワさんの「君のバンド」を紹介させて頂きました。
「たばこ」がきっかけとなってコレサワさんに興味を持ち始めた人が多いでしょう。
流行りが好きならそれはそれでOKでしょう。女性目線の歌詞が多いですが、男性の筆者から見ても興味深い楽曲が多く、何より可愛らしい歌声が素敵です。
「君のバンド」はコレサワさんが友人に”コレサワの歌好きだよ”と言われたことがきっかけで作られたようです。
なので売れている、売れていないの話が歌詞になっています。
日常的な歌詞がとても魅力的です。コレサワさんの曲はいつも面白い発見があるので、次作も楽しみにしています。
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