口を動かして
指で擦って
言葉で縫い付けて
あの街で待ってて
出典: 六月は雨上がりの街を書く/作詞:n-buna 作曲:n-buna
この合図は君に対してだけ出したもの。
意味がわかったら、思い出の場所で会おう。
この場面でも、主人公の素直になれない様子を感じます。
ツンデレは少しニュアンスが違うと記しました。
ここの歌詞部分でわかる通り、とてもわかりにくい合図だからです。
僕は、素直になれず不器用のため、回りくどい合図になったのでしょう。
外は煌びやかだ
外は雨粒がキラキラして、気持ちをワクワクさせてくれるようです。
梅雨が終われば夏がきます。
夏は太陽がサンサンと輝き、暑いけど湿気が少ないので爽やかになる。
その夏を思い出すと、興奮してしまう方もいるのではないでしょうか。
そのワクワクもこの場面で感じることができると思います。
待ち遠しさ?
雨音の踊る街灯
薄暮の先の曲がり角
一人、雨音のパレード
夏を待つ雲の霞青
出典: 六月は雨上がりの街を書く/作詞:n-buna 作曲:n-buna
外では雨も空気も、なんだかウキウキした様子だ。
あの合図が通じていたのなら、君がやってくる。
だからここで待ってみよう。
この場面では、僕が君を待っている様子がわかります。
先ほどの歌詞で「待ってる」とあったように、雨の中待ち続けている。
君が来てくれるかドキドキワクワクしているようです。
「踊る」や「パレード」は、そのような意味を持つと思います。
そして空もだんだんと明るくなり、心のモヤモヤが取れるような印象です。
今はいない
今の暮らしはi^2
君が引かれてる0の下
想い出の中でしか見えない
六月の雨上がりの中で
出典: 六月は雨上がりの街を書く/作詞:n-buna 作曲:n-buna
僕は、待っている間に考えていることがあるようです。
今は「i^2」とあります。
これは2行目の歌詞にある通り「-1」です。
君がいないことによって、僕の生活はマイナスなんだ。
このような意味になります。
そして、君のことを思い出すことしかできない。
思い出は梅雨の時期だった。
だからこそ、きっとこの雨の中で思い出しているのでしょう。
この場面は、このような解釈になると思います。
納得できない
忘れられるわけないだろう
笑った顔だって書き殴って
胸を抉って
割り切れないのも知ってたんだろ
深い雨の匂いだって忘れるだけ損なのに
出典: 六月は雨上がりの街を書く/作詞:n-buna 作曲:n-buna
あんなに君のことを忘れようとしていたのに。
1〜2行目の歌詞では、君を忘れようともがいている様子がわかります。
そこに続く3行目の「割り切れない」は納得がいかないという意味です。
勝手にいなくなた君へ問いかけているような感じでしょうか。
この雨の匂いで思い出してしまうのに、忘れられるわけないだろう。
この場面では、このような僕の心情が伝わってきます。
笑ってほしい
ただ僕の書いた手紙を読んだ
君のその顔が見たい
あの夏を書いてる
出典: 六月は雨上がりの街を書く/作詞:n-buna 作曲:n-buna
僕の心を書いたあの紙を読んで君に笑ってほしい。
僕の想いを感じて、喜んでほしいと思う。
1〜2行目ではこのような意味を感じます。
3行目にある「書いてる」というのは、思い出ということでしょうか。
あの頃のように、また一緒にいたい。
そしてキラキラした毎日を一緒に過ごしていこう。
このような僕の願望が書いてあるのでしょう。