たとえこの世からいなくなっても・・・
いつか僕の鼓動が
止まってしまっても
あなたを遠くからでも
見守っているから
もしも世界中の
光が消えても
信じていられるように
あなたのその笑顔が
ずっとずっと
消えないように
いつでも胸の中で
真実だけを
優しく響かせてるよ
出典: あなたを守るために・・・/作詞:ATSUSHI 作曲:Hitoshi Harukawa
いつか、自分がこの世からいなくなってしまっても、遠くから見守る。
もう、ここまでくると<無償の愛>を越えてしまっています。
死んでしまってからでは、見返りどころではありません。
そのうえ、世界が滅んでしまいそうなときでも自分の想いだけは信じられるんだよ。
そう彼女に伝えています。
こんなにも深く人を愛する。
そんなことは簡単にできることではありません。
そんな相手に巡り合えることも簡単ではありません。
でも、この主人公は出会えたのです。
この出会いを大切にしていきたいという想いも強いようです。
せっかく出会った理想の彼女を男として守りたい。
その深い愛が歌われています。
彼女の笑顔が消えることだけが、彼の絶望なのです。
だから、守りたい。
うそ偽りのない想いを歌っています。
見返りを求めない本物の愛とは
EXILE ATSUSHIが歌う<無償の愛>
明日を生きるために
傷ついてしまうのなら
孤独さえ恐れはしない
未来を信じて
僕らの儚い夢は
どこへ消えてゆくのだろう
あなたを守るために
真実だけを
見つめ続ける
出典: あなたを守るために・・・/作詞:ATSUSHI 作曲:Hitoshi Harukawa
日々を生きていくうえでは、どうしても傷つくことが多くなってしまいます。
傷つくことを避けて、明日という日を迎えるためには、孤独でいるしかない。
それでも孤独を恐れず、未来を信じている。
ふたりが描く儚い夢をかなえるために、あなたを守りたい。
そのためには真実だけを見つめ続ける。
どうして、そこまで想い続けることが出来るのでしょうか。
ここまで人を愛することが出来るなんて、尊敬してしまうほどです。
誰かを好きになるということは誰にでもあります。
でも、やっぱり見返りを求めてしまいます。
愛する人に何かしてあげたい。
その想いは誰にでもあります。
でも自分も何かして欲しいものです。
「ギブアンドテイク」の精神ですよね。
一方的だと、そのうち終わりが来る。
でも、この主人公はそうではありません。
相手がどうこうではありません。
自分がそうしてあげたいから、そうする。
いったいどうしてそこまで想えるのでしょうか。
その答えは、次に続く英語詞の部分にあります。
大切な人を守りたい
you are the one
you'll make me smile, Forever...
I want you to be happy, be the best that can be...
あなたを守るために
僕の心はずっと消えることはない
出典: あなたを守るために・・・/作詞:ATSUSHI 作曲:Hitoshi Harukawa
英語詞の部分を和訳するとこんな意味です。
あなたは僕を永遠に笑顔にさせる、ただひとりの人なんだ。
僕は、あなたに幸せでいてほしい。
できる限り、誰にも負けないくらい。
主人公がなぜそこまで彼女のことを思えるのか。
答えはここにありました。
彼女は、自分を笑顔にさせてくれる唯一の存在なんです。
孤独に耐える自分を笑顔にしてくれる存在なんです。
そんな彼女だからこそ、<無償の愛>を捧げるのでしょう。
彼女を誰より幸せにしてあげたい。
彼女のために出来ることはすべてしてあげたいのです。
その想いは永遠に変わることはありません。
そのことを歌いあげているのが『あなたを守るために・・・』なのです。
大切な人を守る強さはどこから来るのか
本物の愛の中に・・・
自分を笑顔にしてくれる人。
そんな人に出会い、恋をする。
かけがえのない時間を過ごすことのできる幸せを噛みしめる。
もう手放したくないと思いますよね。
彼女の笑顔を守りたい。
ただただ<無償の愛>を捧げたい。
そうするためには、強くならなければいけません。
でも彼女への愛の深さがその強さをくれるのです。
結局のところ、愛する人を守る力は、本物の愛の中にこそ潜んでいるのです。