【BEAUTIFUL HANGOVER/BIGBANG】曲名の意味は〇〇に酔いしれる？！歌詞を紹介！

どうしようもなくダルい。そして重い。いや、ダルくて重いだけではありません。

どこかそのままでいたい気持ちも否定できない。バスタブいっぱいに40度くらいのお湯を溜めて、それにずっと浸かってる感じ。

HANGOVER＝二日酔いという言葉の感覚をやや長めに説明すると、そんな言い方になるでしょうか。あくまで筆者の個人体験に基づいて、の話ですが。

　それに、二日酔いをもたらすものはお酒だけとは限らないのかもしれません。何をしていてもふっ切れない思いや、夜中にふと目を覚ました瞬間に脳裏に浮かぶこと。

ポジティブであれネガティブであれ、そういうものがHANGOVERを引き起こしたり、生み出したりするのだと思います。

また、HANGOVERの意味は「二日酔いだけではありません。辞書的な意味を調べてみると、「残存物や遺物。そして興奮の後の失望感や気持ちのへこみというニュアンスもあるようです。

自分をとりまく空間にいつも宿っている、あるいは漂っている何か。HANGOVERは、そういうものすべてを指す言葉であると考えていいでしょう。

HANGOVERに種類などあるのでしょうか。

“種類”という言葉の意味は、さきほど使った言い回しをもう一度許していただけるなら、ポジティブとネガティブを分ける境界線を引けるものなのか、ということです。

ちょっと長くなってしまいました。ここで見ていくのは、2008年の日本進出からパフォーマーとして揺るぎない地位を確立したBIGBANGの日本発売5番目のシングル『BEAUTIFUL HANGOVER』です。

「美しい二日酔い？」この曲の歌詞は、どんな世界観を表現しているのでしょうか。

この時点で、ひとつ言えることがあります。この曲を聴き込むと、いつまでも身を委ねていたいHANGOVERもあることが、おぼろげながらわかる気がしてくるのです。

　歌詞全体を見てまず感じるのは、英語部分の圧倒的な多さです。ただ、違和感があるかと言えば決してそうではありません。

この楽曲の世界観におけるHANGOVERという言葉の意味は、歌い出しのリフレインで明らかになります。

どうやら、自分をとりまく空間にいつも宿っている、あるいは漂っている何かは、“君”という存在であるようです。

ビジュアライゼーションという言葉があります。脳裏に映像を思い浮かべることです。以下の部分の歌詞で、シチュエーションをビジュアライズしてみてください。

走っているのは、どこかの高速道路でしょうか?

“君”は、もう助手席に乗っているんですね。焦る気持ちを抑えながらも、アクセルに乗せた足に込める力は抜けない感じ。

彼の気持ちは、これから迎えるだろういろいろな場面に対し、いろいろな意味ですでに固まっている気がします。

前述したとおり、この曲の歌詞は大部分が英語で構成されています。

決めゼリフ的に英語のフレーズを使うのではなく、英語の歌詞をベースとして進行していきます。ラップで“ライム”という呼び方をするものでしょうか。

韻を踏んでいる文字列が効果的に盛り込まれていることも感じられます。ちょっと詳しく見てみましょう。

上で紹介した「限界まで全開で」という言い回しが、耳にとても心地よく響く次のような英語のフレーズにつながっていきます。