歌詞をよく見るとけっこうマジなアンサーソングであることが判明します。

「どうしてTシャツなんですか?」

「3人組ガールズテクノポップユニットですよね?」

これらの何万回も尋ねられたであろう質問への怒りが込められています

進化したヤバTワールド、想像以上に奥が深いようです。

3.小ボケにマジレスするボーイ&ガール

小ボケにマジレスするボーイ&ガール/ヤバいTシャツ屋さん

小ボケにマジレスすんな!小ボケにガチギレすんな!
君のリテラシー 問われる 現代人よ
小ボケにマジレスするボーイ 小ボケにガチギレするガール
君のリテラシー 問われる 現代人よ

出典: 小ボケにマジレスするボーイ&ガール/作詞:こやまたくや 作曲:こやまたくや

3曲目はヤバT流の激ポップなメロコアナンバー!

「小ボケにマジレスするボーイ&ガール」です。

ありぼぼさんの歌声が心なしか普段よりも力強い理由とは?

それは「KOKYAKU満足度1位」同様に怒りを込めたアンサーソングだからです。

最初のタイトル案は「バンド名の由来聞くんめんどくさいからやめて」

嫌に敏感だ繊細だ そんなんじゃ
当たり障りのない恋愛歌ばっかになってまうわ(そりゃそうじゃ!)
誰に何に対してんかよう分からへん優しさが
表現を潰す 物申すウーマン

出典: 小ボケにマジレスするボーイ&ガール/作詞:こやまたくや 作曲:こやまたくや

こやまさんいわく2万回聞かれたという質問。

バンド名の由来は?」

「ボケですから、テクノポップじゃないの聴けば分かりますよね?」

さすがに答え続けるのがしんどくなったそうです。

そこで生まれたのが「小ボケにマジレスするボーイ&ガール」。

タイトルの第1稿は「バンド名の由来聞くんめんどくさいからやめて」だったそうです

視野を広げればどこもかしこもマジレスだらけ。

しかしそんな空気を読むのも面倒くさい。

みんな、もっとラクに生きようよ!という現代社会へのシニカルな視点が込められています。

案外マジメなヤバTでした。

4.君はクプアス

君はクプアス/ヤバイTシャツ屋さん

クプアスを見ると君を 思い出して切なくなる
クプアスみたいな君に 包まれていたいな
クプアスみたいに香る 恋はまるでクプアスみたいだね
クプアスみたいに大きく 強くなりたい

出典: 君はクプアス/作詞:こやまたくや 作曲:こやまたくや

4曲目は一見繊細なラブソングの体裁をとった「君はクプアス」

「KOKYAKU満足度1位」と一緒に「とってもうれしいたけ」に収録されていた曲です。

「小ボケにマジレス~」から「君はクプアス」の流れが素晴らしい!

なぜならこやまさんとありぼぼさんのツインボーカルが小ボケとマジレスのやり取りになっているのです。

だから!「クプアス」って何?

ヤバイTシャツ屋さん【Tank-top Festival in JAPAN】アルバム全曲徹底解説!の画像

君はとっても綺麗だね クプアスみたいだね
ねえなんで? なんで?これに例えたの?
感性疑うわ…

出典: 君はクプアス/作詞:こやまたくや 作曲:こやまたくや

筆者もこやまさんのワナにかかってまんまとググってしまいました。

みなさんも「検索 クプアス」してみてください。

確かにコレに例えられたら「引くわー」と言ってしまいそうです。

果実の色はビミョー、花も微妙なグロさ加減

しかし軽快なスカのビートに乗せて歌われるメロディーは最高です。

こやまさんのソングライターとしての実力を感じる1曲。

ありぼぼさんの歌割りが多いのも魅力の1つです

5.どすえ~おこしやす京都~

どすえ~おこしやす京都~/ヤバイTシャツ屋さん

かくいう僕も京都生まれ ただほとんど宇治市で過ごしました
京都市内へのコンプレックスが 日に日に強くなるばっかりです
洛中と洛外じゃ文化違う 市内に憧れ20年
ありえない被害妄想が暴走の末 生まれて来た どすえ☆ボンバー

出典: どすえ ~おこしやす京都~/作詞:こやまたくや 作曲:こやまたくや