OLDCODEX

異色の組み合わせのユニット

ヴォーカルとペインターという一風変わった組み合わせで活動しているユニット、OLDCODEX

現在はユニットという形態をとっていますが、2009年にデビューした当時はヴォーカル、ギターが2人、ドラム、というバンド構成でした。

この当時のメンバーはヴォーカルのTa_2を残して皆バンドを去り、2012年に新たに加わったペインターのYORKE.が現在のメンバーとなっています。

もともとYORKE.は加入前からOLDCODEXアルバムなどのアートワークを担当していました。

もちろん現在でもアートワークは彼が手掛けていますが、近年は作詞も彼がほとんど手掛けているようです。

2017年は、フェスやツアーなど積極的に活動

【One Side/OLDCODEX】テーマは○○?!劇場版「SERVAMP-サーヴァンプ-」主題歌の画像

昨年2017年は、リリースした5thアルバム『 they go, Where?』に伴う自身初となるアリーナツアーを敢行し、フェスにも多く出演した彼らは、大きな手応えを感じたとのこと。

また世界的に大きな人気を誇り、グラミー賞にノミネートされた経験のある米人気ロックバンド、Hoobastankと一緒に3マンライブを行ったことも、大きな刺激となったようです。

そういった活動を通して、メンバーとの共通概念が生まれるに至ったと語っています。

現在、最高の状態にあるOLDCODEX

現在OLDCODEXはユニット形態をとっていますが、Ta_2は、ユニットといわれると「バンドだ」と訂正するそう。

正式メンバーではないですが、ドラムギターベースを担当する3人とOLDCODEXの2人は「OLDCODEXとバックバンド」という関係ではなく、「5人のバンド」という関係性を築いているようです。

ライブの打ち上げなどで飲んだりして密なコミュニケーションをとるうちに、同じ空気を共有し、ライブ中でもアイコンタクトだけで思っていることが伝わるような絆が出来上がったきたということ。

口に出さなくても同じ想いを共有していることを実感した時、メンバーの2人とも、バンドだなって実感するそうです。

それって、最高の関係ですよね。

そうしてつながったバンドの一体感というものは、不思議なマジックを起こしたりします。それはソロでは起こりえない、バンドという複数の人間が絡み合って起こるもの。

バンドがうまくいっているときには、メンバーの想いが重なって相乗効果を生み出し、傑作というような楽曲が生まれたり、伝説として語り継がれるようなパフォーマンスが生まれたりもします。

今のOLDCODEXは、そういう時期に来ているのかもしれないですね。

「One Side」

『劇場版「SERVAMP-サーヴァンプ-」-Alice in the Garden-』の主題歌に起用!

【One Side/OLDCODEX】テーマは○○?!劇場版「SERVAMP-サーヴァンプ-」主題歌の画像

「One Side」は、OLDCODEX初となる配信限定シングルとして、2018年4月にリリースされました。

この曲は、映画『劇場版「SERVAMP-サーヴァンプ-」-Alice in the Garden-』の主題歌として起用され、配信開始はこの映画の劇場公開日、4月7日に合わせて行われました。

OLDCODEXは、以前にもTVアニメ版の『SERVAMP-サーヴァンプ-』のオープニング主題歌を手掛けたことがあります。

その時に提供された曲は「Deal with」、2016年に13thシングルとしてリリースされた曲でした。

この時の「Deal with」で表現しきれなかった世界を、今回の「One Side」で表せたら、という想いで作られたようです。

TVアニメ『SERVAMP-サーヴァンプ-』OP主題歌「Deal with」(初回限定盤)(DVD付)
OLDCODEX
ランティス
販売価格 ¥879(2018年4月19日22時52分時点の価格)
売上げランキング: 90156

テーマは「浸食」

アニメのテーマである吸血鬼をモチーフに、異質なものが日常生活にいつの間にか感染し、そして侵食していく。

そういうイメージを持って創作に当たったということ。

”浸食”をテーマに、アニメの世界観を表しつつもOLDCODEXの音楽そのものも聴く人に感染していけばいい、そういう想いがあったようです。

「One Side」というタイトルが表すものとは

タイトル「One Side」には、世の中の全てのことは、自分から見えているのは”One Side"、一つの見方でしかない、という意味が込められているということ。

物事は全て、いろんな側面を持っています。

例えば戦争においても、双方それぞれの正義がある。一方にとっては正義のことが、もう一方にとっては悪、攻撃すべき対象になってしまう。

自分の置かれている立場や状況によって、その物事の見え方は変わってきます。自分に見えているのは、物事の1側面だけ。

100人いたら、その物事は100の側面を持っているのに、です。

悪かそうでないかを決めるのはすべて自分の主観。そして、世の中には白黒つけられないグレーなことも多くあることも、また事実です。

そうしたことを匂わせる歌詞が、人間と吸血鬼の関わりも描かれる『SERVAMP-サーヴァンプ-』の世界観にもリンクする内容となっています。

今年のOLDCODEXの活躍に注目!

【One Side/OLDCODEX】テーマは○○?!劇場版「SERVAMP-サーヴァンプ-」主題歌の画像