関取花【カメラを止めろ！】歌詞を徹底解説！カメラじゃなくて箸を持て！？インスタ映えより優先するのは？

2019年にユニバーサル・シグマからメジャーデビューを果たした関取花さん。

そのメジャー第一弾ミニアルバムが『逆上がりの向こうがわ』です。

6曲収録されたこのアルバム。

ミニとは言いつつも、花さんの魅力がいっぱい詰まった内容の濃いものになっています。

今回は、そんなミニアルバムからのリードトラック『カメラを止めろ！』について解説します！

この『カメラを止めろ！』という曲。

ここまでタイトル通りな内容で、そのままを映像にしたMVも珍しいのでは？

というくらい、ド直球な楽曲です。

言いたいことは一つだけ。

『インスタ映えしている間に食事が不味くなるからカメラを止めてさっさと食べましょう！』

ただそれだけ。

こんなにも、誰もが胸に秘めて言わない思いを代弁してくれる曲があったでしょうか。

音楽とは本来こういうもののはずです。

口に出せない思いをメロディに乗せて爆発させるものです。

言葉を変にこねくり回したりせず、ストレートに物申す。

聴いていて、そしてミュージックビデオを見ていて、こんなにスッキリする曲はありません。

その爽快感を是非味わってみてください！

ド直球だからこそ、その裏側に潜む問題点も浮き彫りにしていますので、その点にも注目です。

では、歌詞の内容に入っていきましょう！

飲食店で注文して、待ちに待った料理が提供され、いざ食べようとしたときの一幕ですね。

空腹なのもあるし、熱々で食べたいのにまさかの一言。

本人からしたら、大切な作業だと思います。

SNSにアップするとか、ブログを書くとか、目的は色々でしょうけれどあくまで本人だけのこと。

それらに全く興味のない人からしたら、この待ち時間は無駄以外の何物でもありません。

「まぁ一枚だけなら…」

と、待ってあげる状況、身に覚えがある人も多いのではないでしょうか。

一枚撮ったかと思いきや、さらにもう一枚…

角度違いとか、本人以外からしたら自己満足でしかないのです。

それを待っている方からしたら…

とても苦痛な時間ですね。

撮っている本人の気持ちもわかるのです。

照明の当たり具合や湯気の感じ、立体的に見える置き方など考え出したらキリがありません。

ただ、一人で食べに来ているわけではないのであれば話は別です。

この曲では、複数人で食べに来ている状況を歌っていますので、やはり…

とんでもない苦痛を周りに強いている状態だと取れます。