SPITZ – 30th ANNIVERSARY TOUR “THIRTY30FIFTY50”

結成30周年

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2017年に結成30周年を迎えたスピッツ

Mr.Childrenと同期で、そのどちらも現在、日本の音楽シーンの第一線で活躍しています。

現在は結成30周年記念ツアーとして「SPITZ - 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50"」を開催し、全国を周っています。

このツアー期間限定ブログも公開していて、30年経ってもファンと共に進んでいこうという気持ちが垣間見えます。

日本武道館3デイズ


そのツアーの東京編は8月16日、17日、19日と3デイズに渡って日本武道館にて行なわれました。

ミュージシャンの聖地として名高い日本武道館ですが、スピッツは2014年まで公演を行なうことはありませんでした。

それは他のバンドたちが日本武道館を目指していることに対してのスピッツなりの反骨精神というか、ロックンロールだったそうです。

しかし、2014年に満を辞して公演を行ない、そのこだわりは無くなったそうで、今回も武道館での公演が実現しました。

そして、筆者はその武道館公演の2日目である8月17日に参加してきましたので、その模様をレポートしていきます。

ライブレポート

それでは今回のライブ曲順で振り返りながらライブの模様をレポートしていきましょう。

オープニング

オープニングは開演と同時にイベンターの挨拶が影アナで入ります。

ツアーというものは各地でライブする中で、それぞれの土地の公演を制作するイベンターが存在します。

長く東京公演の制作を担ってきたことへの想いや30周年おめでとうの気持ちがこもった挨拶を終え、メンバーが入場してきます

軽快なドラムのリズムに合わせて最新アルバムのタイトルソングでもある「醒めない」から始まります。

そして、その勢いのまま「8823」とかっこいいナンバーが続き、往年の名曲である「涙がキラリ☆」、さらにはデビュー曲である「ヒバリのこころ」に時代が遡ったかと思えば、「ヘビーメロウ」とまた最近の楽曲へと飛ばしていきます。

みんなが知っている名曲

そして、前半は「スカーレット」「君が思い出になる前に」「チェリー」と、みんなが知っている色褪せない名曲で気持ちを高めていきます。

盛り上げて落とす中盤

引き続き、中盤は 「さらさら」「惑星のかけら」「メモリーズ・カスタム」「エスカルゴ」ロックバンドとしての存在意義を示すような盛り上がる系の曲が並びました。

そして、名曲「ロビンソン」から再び草野マサムネの独特の世界観に引き込まれるかのように「猫になりたい」とミドルテンポからスローな楽曲が連なっていきます。

さらに濃くなっていく世界観

まだまだスピッツの楽曲「夜を駆ける」「日なたの窓に憧れて」とさらにコアなところに走っていきます。

特に「夜を駆ける」ではベースの田村はだいぶ演奏に集中し、自分の世界へ入り込んでいたようです。

小気味の良いMCも挟みながら展開されるライブは緩くてもスピッツらしさを忘れない温かい空間を演出していました。

そして、「正夢」ではステージ前面から桜吹雪が舞う演出に多くの人が息を呑んだのではないでしょうか。

さらに「運命の人」と媚びずに昔の楽曲を盛り込んでくるところが憎いです。

畳み掛けるかのようなエンディング

そして、終盤はさらに「恋する凡人」などスピッツとしての原点を振り返るかのようにノリの良い楽曲で駆け抜けます。

「けもの道」ではベース田村のイントロもバッチリ決まっていました。「俺のすべて」ではタンバリンを打ちながら歌い回る草野が印象的でした。

最後の1987→」ではこの30年を振り返るように、そして、これからもスピッツらしく音楽をしていくという決意がこもった演奏になっていました。

アンコール