悩みにばかりスポットを当てると自分が不幸のような気がしてきます。
ですが自分軸の幸せを発見したとき、人はその瞬間から幸せになることができます。
その視点に気づくことができたら、自分を誇りに思えるようになるでしょう。
とくにアラフォー世代は生き様に差ができやすい世代。
あんなに仲の良かった学生時代の仲間だって生き様が違えば話もすれ違う。
そんな“互いに歩み寄れない時期”もあるでしょう。
またマイノリティーな生き様だと孤独に陥る日もあるでしょう。
でも<どんな自分であっても惨めな状態であっても、私は私>。
そう心から感じることができた瞬間から、人は幸せになれるのです。
2番の歌詞を解釈
たまには立ち止まって風景を眺めよう
ないものねだりしながら みんな迷って生きてる
大人になってからも
足元に咲いたきれいな花に気づくだけで
人はうれしい気持ちになれるのに
出典: 幸せのものさし/作詞:竹内まりや 作曲:竹内まりや
アラフォー女性といわず、老若男女皆いつも悩みながら進んでいます。
「幸せになりたいのに、幸せを感じたいのに…」
いつも自分だけ不幸のような気がしている。
それは考え方や視点の偏りだったりするのですが、自分では気づけないもの。
それを竹内まりやさんはこの歌詞の中で私たちに教えてくれているのです。
誰もが皆少なからず欠点を抱えて生きています。
パーフェクトに見えるあの人だってこっそり悩んでいるかも…。
人は自分で自分のアラ探しをしているかぎり、幸せは訪れません。
「こんな自分でもいいのかな…?」と自分の手綱をちょっぴり緩めてあげましょう。
それだけで断然生きやすくなるのですから…。
暗いトンネルはいつか抜けられる
いつか胸の奥に抱えた ジレンマの迷路抜ければ
本当に大事なもの 知る日が来るだろう
出典: 幸せのものさし/作詞:竹内まりや 作曲:竹内まりや
ジレンマとは“板挟み”のこと。二者択一の葛藤を指します。
ではアラフォー女性のジレンマとは何のことなのか。
それは<一人で生きるか、誰かと生きるか>ということかもしれません。
人生の大きな節目でもあるアラフォー年齢。
気楽で孤独な独り身を貫くか。
身近に拠り所の存在を作るか。
この二択で揺れる女性の胸中は複雑なものです。
ですがこの葛藤を乗り越えて自分の進む道が決まれば視野は開けます。
気持ちも新たに、肩ひじ張らずに柔らかな心で生きていけるのです。
竹内まりやさんはそんなメッセージを送ってくれているのではないでしょうか。
どんな生き方を選んでも私は私
(Can't you see? Can't you see?)
どんな道を選んだとしても 悩みの数同じだけついてくる
(You can choose You can choose)
私が決める私のプライオリティ 何を取って何を諦めるの
出典: 幸せのものさし/作詞:竹内まりや 作曲:竹内まりや
「あの人は悩みが少なくて楽しそう。それに比べて私は…」
そんなふうに思った経験、アラフォーともなれば一度や二度ではない筈です。
ですが本当にそうでしょうか?
傍からみると、誰もがとても頑張っていてイキイキして見えるもの。
あなたもきっと傍からみたら自由でキラキラして見えている筈です。
試しに自分の<良いところ>を挙げてみると分かります。
意外と自分にも、ほかの人にはない素敵な一面が見つかるものです。
(それを見えなくしてしまっているのは案外自分自身なのかもしれません)
自己肯定感が低くなると自分の良い面すら欠点にすり替わってしまいます。
それってとてももったいないこと。
<自分で自分の良いところを潰さずに伸ばしてあげること>
これも自分らしく幸せに生きるためのコツだと思うのです。
過去の選択を責めないで
その時は最善と思い、選択したはずの過去の分岐点。
「あれももしや間違っていたのかも…」と自信がなくなることもあるでしょう。
ですが当時の自分にとって、その選択は一生懸命悩んで選び抜いたもの。
その時から時間が経ち、視野が広くなった今の自分だからこそ見えるものもある。
「もっとうまくやれた筈なのに…」と歯がゆい気持ちになることもあります。
でもそれだと過去の自分を否定することになってしまうのです。
過去の自分のどの選択も等しく認めてあげましょう。
過去の自分は今現在の自分に繋がっているのですから…。
そしてこれから行う選択にも“何ひとつ間違いはない”のです。
どんな選択のときも、他人目線ではなく自分目線で選び取っていく。
いつも自分の心の声に正直に生きられたら素敵ですね。