あらま
求愛性 孤独 ドク 流るルル 愛をもっと頂戴な ねえ 痛い痛いのとんでけ
存在感 既読 ドク 欲しがルル 無いの?もっと愛 愛 愛 愛
滅べベベノム めっ!
出典: ベノム/作詞:かいりきベア 作曲:かいりきベア
メッセージの既読スルーは気になります。
しかしそれ以上に辛いのが未読スルー……。
読んでさえくれていないということですからね。
ついつい既読がついたかどうか何度も見てしまいます。
そしてここで主人公が求めるのは「愛」です。
1番では「愛」と「哀」でしたが、今回は「愛」だけになっています。
誰か特定の相手からの「既読=愛」なのでしょうか。
友達が自分のメッセージを読んでくれることさえ「愛」と言ってしまうほど渇望しているのでしょうか。
そしてそんなメランコリックな気分になってしまうことも、自分の中の「毒」のせいだと考えるのです。
自分の心の中の毒に対して滅んでしまえと願います。
ここの「めっ!」は消えてくれない毒に対して言っているのかもしれません。
毒は消えるのか……
もう悪性 届く毒 回るルル 哀でもっと傷害な ねえ 痛い痛いのSick Sick
存在抹消毒ドク 消えるルル 無いのずっと
愛 愛 哀 哀 愛 愛 哀 哀
出典: ベノム/作詞:かいりきベア 作曲:かいりきベア
そしてとうとう体中に毒が回り始めます。
哀れみをもらえばもっと傷つくのが分かっていても、それを求めてしまう。
sickは「病気の」という意味ですが、「気分が悪い」という意味でも使います。
だんだん毒が回ってきて、痛いだけではなく気分も悪くなってくるのです。
さすがに消毒しなければマズいと主人公は思います。
しかし毒はすでに主人公のアイデンティティになっているのです。
それを消毒してしまったら、自分の存在も抹消してしまうのではないかと恐れてしまう。
そして主人公は再び「愛」と「哀」を渇望し始めるのです。
楽曲はこのあと1番のサビに戻って終わります。
主人公が正しい方法で毒を抜く日はくるのでしょうか……。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はかいりきベア「ベノム」の歌詞を紐解いてみました。
こちらの楽曲は2020年1月に発売されたアルバム「ベノマ」に収録されています。
ただし、本アルバムに収録された「ベノム」は原曲とかなり雰囲気が違います。
「ベノマ」はピノキオピー、kemuなどのゲストがそれぞれリミックスを施した作品です。
「ベノム」は「しう」などで有名なmaretuがリミックスを手掛けています。
ジャギジャギギターの原曲とは違い、ピコピコ音でリミックスされた「ベノム」。
これはこれでとても面白い楽曲になっています。
興味のある方は是非聞いてみてください。
今回記事内で触れた米津玄師がボカロP「ハチ」時代に作った曲について触れた記事があります。
興味のある方は一度ご覧になってください。
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