(和訳)

高望みするんじゃねぇ

真実が欲しいのなら

青春を彩る夢の未来に乾杯さ

 

最初のフレーズは先程も登場しました。

億万長者になって毎日遊んで暮らしたいわけでもなく、世界を支配したいわけでもない。

彼らは自分達ができることを精一杯やり遂げようとしているのです。

それこそが多くの人に自分達の音楽を届けることだったのではないでしょうか。

この部分の「真実」の意味については幾つか考察できます。

まず1つは、「生きる意味」「生きがい」という意味。

自分達は何のために今を生き、未来を生きようとしているのかを表していると考えました。

言わば、自分達が人生の中で成し遂げるべきものということです。

もう1つは、「自分が本当に欲しいもの」という意味。

高望みをして求めた未来は本当に望んだ未来ではないのかもしれません。

しっかりと自分と向き合って心の本音を聞き出すことこそ大切なことなのでしょう。

夢と希望と信念と…

一本道

I’m a man with a one track mind,
So much to do in one life time (people do you hear me)

出典: I want it all/作詞:クイーン 作曲:クイーン

和訳

俺は一途な男さ

人生はやることが多すぎるんだ

 

1行目は直訳だとワンパターンな男という意味になります。

これはもちろんネガティブな意味ではありません。

一度決めたものは最後まで突き通す。

自分の決めた目標や夢を最後まで追い続けるということを表現しているのでしょう。

けれど人生は山あり谷あり。

沢山のことを学んだり、誰かを愛したり、時に傷つき悲しんだり。

やることが沢山ありすぎて、一筋縄ではいかないのです。

裏切らない

Not a man for compromise and where’s and why’s and living lies

出典: I want it all/作詞:クイーン 作曲:クイーン

和訳

俺は妥協しない男だ

そして何があろうと嘘はつかない男なんだ

 

この部分も1つの夢を追い続けることを表しています。

現実を見ることも上手に生きる上では大切なことかもしれません。

しかしそれによってチャンスをつかみ損ねてしまうのは本当にもったいないです。

自分の人生に妥協せずに生きることって、究極の理想ではないでしょうか。

そして、この「嘘」とは日常生活のちょっとした嘘などではありません。

夢を追う上で、自分や仲間に嘘はつかない。

そして決してファンを裏切らないという意味が込められているのではないでしょうか。

人生は一度きり

全てを尽くして

So I’m living it all, yes I’m living it all,
And I’m giving it all, and I’m giving it all,

出典: I want it all/作詞:クイーン 作曲:クイーン

(和訳)

だから俺は精一杯生きている

そう全力なんだ

俺は全力を尽くす

諦めることはない

 

彼らは自分達の音楽に妥協することなく、全力なんです。

たとえそれが厳しい道でも、やらないよりはきっといい。

だって人生は一度しかないのですから。

後悔しないように、諦めないという想いが込められています。

夢を追うもの

It ain’t much I’m asking, if you want the truth,
Here’s to the future, hear the cry of youth,
※繰り返し

出典: i want it all/作詞:クイーン 作曲:クイーン

(和訳)

高望みはしねぇ

真実が知りたいのならば

この手にある未来に祝杯を

若者達の叫びに耳を傾けろ

 

このフレーズは何度も登場しています。

当時、実際に彼らの曲がきっかけで人生が変わった人もいるのではないでしょうか。

彼らの曲に夢を与えられた人もきっといるでしょう。

若者達は彼らに続いて夢を叫び、走り出すのです。

最後に