ボディコン衣装とジャングルビートが素敵♪
「TATTOO」(タトゥー)は中森明菜さん21枚目のシングルとして1988年にリリースされました。
ドキッとするジャケット写真になっていますが、実際のステージ衣装も超ミニのボディコン!
永遠のアイドル明菜ちゃんは自分で衣装を考えることも多いわけですが、今回は違います。
楽曲の世界観に合わせて、どちらかというと仕方なく超ミニのボディコンを着ていたとか。
でもいったん着る!と決めたらカッコよく決めるところがさすがのプロ根性ですね。
ジャングルビート?
楽曲の世界観については歌詞とともにじっくり解説していくとして、先にサウンド面について!
「TATTOO」はテンポが非常に速くなっています。BPM(1分間の拍数)は160以上ありそうです。
これでレゲエやラガの要素を含むとジャングルですが、アプローチはジャズっぽい……。
つまり正確にはドラムンベースになるでしょうか。いずれにしても高速ブレイクビーツです。
ジャンル分けは難しいところですが、歌謡曲らしからぬ疾走感&ゴージャスさになっています。
ボ・ディドリー
ちなみに高速ビートの立役者といえば、リズム&ブルースの神様ボ・ディドリー。
ジャングルビートというか、ボ・ディドリー・ビートというか、テンポが速いわけですね。
「TATTOO」の疾走感をさかのぼるとたどり着く……ということでご紹介!
倖田來未「TATTO」
清春「TATTO」
さらに清春さんもカバーされています。男性が歌う「TATTOO」も迫力満点です。
では様々なアーティストからも愛される「TATTOO」の歌詞や世界観について見ていきましょう。
【歌詞解説】世界観はブレードランナー?
アンドロイドって?
都会にはびこる
哀れなアンドロイド
くどき上手の
チープなレプリカント
ハートの萎えた男は要らない
Get out!
出典: TATTOO/作詞:森由里子 作曲:関根安里
アンドロイドというとiOSではない携帯端末をイメージするかもしれません。
しかし「TATTOO」がリリースされたのは1988年ですので、かろうじてショルダーホンが最先端。
平野ノラさんが真っ赤なボディコンスーツの肩から下げている、大きな黒い四角のアレです。
一般的にはまだ携帯電話は普及していませんでした。そんな時代があったんですよ~(遠い目)。
これから近未来の話をしようというのに何とアナログな!アンドロイドとは人造人間のことです。