西内まりや念願の歌手デビュー曲!

【LOVE EVOLUTION/西内まりや】キュートな歌詞を解釈!ロックサウンドに乙女心が見え隠れ♪の画像

2007年に中学生で雑誌モデルデビューし、2008年には女優活動も開始した西内まりやさん。

でも一番の夢は「歌手として活動したい」ということでした。

中学生の頃に出た地元のカラオケ大会に友達と3人で出場し、見事グランプリを獲得したのです。

そのときに「歌手になりたい」と明確に実感し、ボイストレーニングも始めたと言っていました。

念願叶って歌手デビューしたのは2014年8月。

1stシングル「LOVE EVOLUTION」は西内さんの弾けるような笑顔が印象的なロックナンバーです。

それではまず、デビュー曲のスペシャルムービーをご覧ください!

スペシャルムービーはMV撮影時のメイキング映像が編集されたものになっています。

西内さん自身がドラムギターを演奏していますね。

曲調もロックで雑誌モデルをしているときの西内さんのフェミニンな印象とは違っています。

これまでモデルとしての西内さんしか知らなかった人の中には、歌声に驚いた人もいたとか。

「そんなにお腹から声出るんだねー」と言われたそうですよ。

衣裳は全部で26コーデ!

ボーイッシュからロック系、キレイ系のお姉さんぽいものもあります。

でも全員「好きな相手を自分から射止めにいく元気系女子」だと思いませんか?

きっと楽曲に合わせてそのようにしているんでしょうね。

西内さんは「ひとりひとり別の女の子」と意識して撮影に臨(のぞ)んだそうです。

ちょっとはっきりしないカレに自分から告白して先に進もうとする……。

西内さんがそういうタイプかは分かりませんが、思い切りよく出されている声に意思の強さを感じますね。

この曲で西内さんは第56回日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞しました!

では、気になる歌詞も見ていきましょう。

私の愛は進化する

チャンス到来!

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ちょっとみんなとはぐれ
迷子中
君の焦ってる顔
笑っちゃったわ

ずっと前から
なんか好意とか
もって私のこと
見ていたの気づいてたよ

油断してる君に
The Kiss Is The Love Potion
週末の街で
ふたりはLove Evolution
Hey! Hey! Love Evolution
Hey! Hey! Love Evolution

出典: LOVE EVOLUTION/作詞:Satomi 作曲:Matthew Gerrard/Robert S.Nevil

街中で主人公の女の子は恋の相手の彼と2人きりになります。

でもこれは彼女の策略。「今日こそ彼とちゃんと話そう!」きっと昨夜から考えていたのでしょう。

もともとは学校の友達同士で遊びに来たか、またはグループデートだったようです。

自分たちだけはぐれたと知った彼は焦ってみんなを探そうとします。

彼女はそんな彼を見てつい笑ってしまったようです。

だって彼も、今自分と2人きりなのを喜んでいると彼女は思っているからです。

「前から私のこと見てるの……、知ってるよ?」

彼女の言葉に驚く彼にKISS!

彼女は「このキス、ホレ薬の味しない?」そう言って笑います。

いつまでも友達なんかじゃいられない。2人の恋愛はようやく進化するのでしょうか?

消極的な彼……

〝-君と違って僕は
モテないし
もしも付き合ったとこで
不釣り合いさ-〟

ちょっと情けない
そんなことなんて
問題ない気にしないで
恋するのは君と私

動揺してる君に
The Kiss Is The Love Potion
人混みのなかで
抱きつきLove Evolution
Hey! Hey! Love Evolution
Hey! Hey! Love Evolution

出典: LOVE EVOLUTION/作詞:Satomi 作曲:Matthew Gerrard/Robert S.Nevil

彼女はとても素敵で人気のある女の子なのでしょう。

彼は「ボクなんか君には似合わないよ……」。そんな消極的な言葉を彼女に浴びせます。

人気者の彼女に対し、彼はどちらかというと引っ込み思案で目立たないタイプなのでしょうね。

でも彼女は怯(ひる)みません。

これまでの彼の視線から「絶対に両思いだ!」と確信しているようです。

「関係なくない?」

あっけらかんと彼の心配を蹴飛ばして、彼女は魅力的に笑います。

「でも、やっぱり、僕なんか……」彼も頑固でなかなか自分の気持ちを認めようとしません。

そこで彼女はもう一度、今度は思いっきり人目につく場所で彼にKISSします。

抱きつく彼女を慌てて引き剥がす彼ですが、もう遅いようです。

「ここにいるみんな、きっと私たちのこと恋人同士って思ってるよ?」

彼女の作戦勝ちですね。

正反対の2作品が登場

人から見て、じゃないでしょ!

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美女と野獣だって(Hey Hey)
ナンシーとシドだって
恋してんだ

多分私の方が
先だった
君に逢った瞬間に
恋に落ちてた

出典: LOVE EVOLUTION/作詞:Satomi 作曲:Matthew Gerrard/Robert S.Nevil

「美女と野獣」はディズニー映画のほか、2017年に実写映画も大ヒットしましたね。

野獣にされてしまった王子と、心の美しい女性・ベルの純愛物語です。

では「ナンシーとシド」とは?

1986年に公開されたイギリス映画シド・アンド・ナンシー」を示していると思われます。

この映画は70年代後半に活躍したバンド「セックス・ピストルズ」のシドとその恋人・ナンシーの物語。

ただ、ナンシーは重度の薬物中毒者で、やがてシドもドラッグに溺れていくようになります。

そんな2人の短くも衝撃的な愛が描かれ、賛否両論あった作品です。

この2作品はかなり真逆の位置にあるというか極端に毛色が違う恋物語です。

この歌の主人公は「人から見て羨ましかろーがドン引かれよ―が、関係ないよ」と言っているのです。

だって彼女が彼の視線に気づいたのは、彼女の方がずっと前から彼を見ていたから。

彼女の方は彼にひと目惚れしていたのです!

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