Passion or coincidence once prompted you to say
“Pride will tear us both apart”
Well now pride’s gone out the window cross the rooftops, run away
Left me in the vacuum of my heart

出典: ORDINARY WORLD/作詞:BATES NICHOLAS JAMES 作曲:CUCCURULLO WARREN B

『かつて情熱だとか偶然だとかいうものが君に言わせたことがある

「プライドが僕たちを引き裂くだろう」

でも今はプライドなんて窓から屋根を超えて出て行った、逃げたんだ

僕の心の空白だけを残して』

青春時代は、プライドのせいで引き裂かれると思っていた主人公と友人の2人。

しかし友人がこの世からいなくなってしまった今、プライドなんて影も形もありません。

ただそこにあるのは「僕の心の空白」、つまり「空っぽの僕の心」だけです。

せめて君のプライドだけでも残っていてくれれば。

そう思っても、もうプライドを持っていた彼もプライドのあった僕もここにはいないのです。

いなくなった君の影を探す

What is happening to me?
Crazy, some’d say
Where is my friend when I need you most?
Gone away

出典: ORDINARY WORLD/作詞:BATES NICHOLAS JAMES 作曲:CUCCURULLO WARREN B

『僕に何が起こったんだ?

クレージー、誰かはそう言うだろう

僕が一番必要としているときに僕の友達はどこへ行ったんだ?

去ってしまった』

ここでは、ついに「my friend」という単語が出てきます。

ダイレクトに友人が歌詞で触れられ、友人が亡くなったことがここではっきりと分かります。

そしていなくなってしまった友人に、少し憤りを感じている様子。

今こそ君にいてほしかったのに。

自分が最も落ち込んでしまう瞬間は、君がいなくなってしまったとき。

その瞬間に君にいて欲しいという願いは、どうしても叶えられないのが皮肉なところです。

主人公は、もがきながらどうすればこの苦しい世界から脱出することができるのか考えます。

その後サビが繰り返され、再びギターソロが入ります。

その間に落ち込んでいた主人公の気持ちにスイッチが入り、ちょっぴりポジティブになって歩き始めます。

目の前に広がっている世界を見てみよう

ついに吹っ切れた主人公

Just blowing away

出典: ORDINARY WORLD/作詞:BATES NICHOLAS JAMES 作曲:CUCCURULLO WARREN B

『ただ吹き飛ばしてしまおう』

そう、何もかも吹き飛ばしてしまえばいいのです。

くよくよしていても仕方がありません。

たいしたことじゃない

Papers in the roadside tell of suffering and grief
Feared today, forgot tomorrow
Here besides the news of holy war and holy need
Ours is just a little sorrowed talk

出典: ORDINARY WORLD/作詞:BATES NICHOLAS JAMES 作曲:CUCCURULLO WARREN B

『道端の新聞はたくさんの苦痛や悲痛を教えてくれる

震えていた今日は、明日は忘れてしまおう

ここに聖戦や聖なるものを必要とする人達がいるけど

僕たちのはほんのわずかな悲しいお話だ』

僕が経験していることは、大きなニュースに比べてちっぽけなこと。

だからそんなに落ち込むことはないんだと自分に言い聞かせているようです。

「たいしたことはないんだよ」と。

そして再びサビが繰り返され、普通の世界に戻ることで救われると伝えています。

広大な地層や見渡す限りの広い海を見て、心が穏やかになることがあります。

自分の存在をとても小さく感じ、今ある自分の苦しみなんてたいしたことのないように思えるからです。

自分はなんてちっぽけなんだ。

そういった気付きに救われたことがある方は、きっとたくさんいると思います。

広い世界の中にいる小さな自分に気付いたとき、自分の中の世界が限りなく広がるのです。

自分の世界をどう生きるかが答え

Every world is my world
(I will learn to survive)
Any world is my world
(I will learn to survive)
Any world is my world

出典: ORDINARY WORLD/作詞:BATES NICHOLAS JAMES 作曲:CUCCURULLO WARREN B

『どの世界も自分の世界

(僕は生きる方法を覚えるんだ)

どの世界も僕の世界

(僕は生きる方法を覚えるんだ)

度の世界も自分の世界』

最後は、普通の世界も特別な世界も全て自分の世界だと締めくくっています。

どんな世界でどのように生きるかは自分次第。

人の死をどう受け止めるのかも、全て自分の世界でのできごとなのです。

そんな自分の世界を、どのように広げていくかがこれから生きるうえでの目標なのかもしれません。

主人公は、今ある苦しい世界を脱出して普通の世界に戻ることが立ち直る方法だと気づきました。

曲は人の死によって生まれたものですが、この方法で失恋から抜け出すこともできるはず。

何か苦しいできごとにぶち当たったとき、ちょっとこの歌詞を思い出してみるのも良いですね。

まとめ