ライブでは暴れ狂う!

会いたくて 会えなくて 側にいて 抱きしめて
消えないで 消えないで 君だけがclosed my love
咲き乱れ 散り乱れ 汗まみれ
アザまみれ やめないで! 楽しくてlove visual

出典: †ザ・V系っぽい曲†/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔

ここではライブにきたバンギャの様子が描かれています。

大好きなバンドメンバーに対する、バンギャの熱い想いが溢れ出している様子がわかりますね。

また、3行目最初のフレーズ。これはバンギャ独特の振りのことを指しているのですが、わかるでしょうか?

バンギャは大好きなバンドメンバーに向かって、両手をあげて開く動きをすることがあります。

広げた手が大きく開いた花びらのように見えるこの動きは、バンギャの間で「咲く」と呼ばれているのです。

それが乱れるくらい…つまり、大好きなメンバーへの愛がそれほどまでに大きいことが伝わってきますね。

また、頭を振ったり腰を折りたたんでお辞儀のような動きをしたり…。

左右に大きく動いたり、ステージに詰め寄ったり…。

ビジュアル系ライブの多くは、スポーツのように激しい動きが満載です。

知らず知らずのうちに周りの人とぶつかって、時にはアザができることがあるかもしれません。

それでも続けたい。続けてほしい。

痛みより楽しさが勝るライブの楽しさやビジュアル系への愛が伝わってきます。

脱V系への嘆き

大好きな貴方が変わった メイク薄くPOP路線
血糊吐いてた貴方は何処へ?スッピンも好きよ、好きだよ、好きだけど…
新曲はキラキラしててなんとなく気に入らない
昔の曲はドブに捨てたの?ならば私はそのドブを浚おう

出典: †ザ・V系っぽい曲†/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔

こちらもバンギャあるある!なエピソードが描かれています。

先ほど、ビジュアル系バンドのメジャーデビューがあまり好まれない傾向にあるといいました。

その理由はここにもあります。

メイクが薄くなるなんて言語道断!

それが「メイクが薄くなること」。

大衆ウケを狙うと、どうしても一般的な見た目に寄せたくなるものです。

そうなると、ビジュアル系の特徴でもある派手で奇抜なメイクや衣装は、次第にポップなものに変わってしまう。

当然これは、長く応援しているようなファンには納得できない事実です。

もちろんバンドメンバーのことは好きですし、スッピンだって嫌いなわけがない。むしろ好きなくらいです。

それでも嫌なのは、そのバンドのビジュアル系としてのプライドが失われる気がするからでしょう。

プライドを捨てないで!バンギャの願い

ビジュアル系とは音楽そのもののジャンルではありません。

ファッションやメイクなど、主に目に見える部分での区分です。

つまりビジュアル系を名乗る以上、ファッションやメイクは欠かせない、非常に重大な要素なのです。

「ビジュアル系バンドである」ことに対する誇りやプライドを捨てないでほしい

そんなバンギャ心理が感じとれますね。

まだまだ続いて!ライブ中のバンギャ

永遠に抱きしめて このまま連れ去って
貴方は楽屋まで 連れ去ってhold on me
ラストなんて 言わないで続けて
もう一度舞台上 現れて(アンコール)

出典: †ザ・V系っぽい曲†/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔

前半では、ちょっぴり重たいバンギャの愛が描かれていますね。

また後半2行は、ビジュアル系に限った話ではないかもしれません。

ライブは始まったら最後、一瞬で過ぎ去ってしまうものです。

まだ始まったばかりなのに…多くの人がそう感じることでしょう。

もっと聴かせてほしい。もっと楽しませてほしい。

まだまだライブという空間で大好きなバンドと同じ空気を共有していたい。

ライブの終わりを感じさせる「ラストー!!!」という煽りに対する寂しさ、切なさが伝わってきます。

バンギャの純粋な気持ち

バンギャというと、ビジュアル系バンド同様異質な存在に思われがちです。

そんな彼女たちですが、とても純粋な気持ちでビジュアル系シーンを愛しているのです。

この楽曲歌詞からは、そんな本気の熱い思いが伝わってきたことでしょう。

これを機に、バンギャやビジュアル系に興味を持ってもらえたら幸いです!