「紫陽花」について
Ms.OOJA自身も元気付けられた曲
1/fゆらぎと呼ばれる癒しボイスを持つMs.OOJA。
「紫陽花」は2013年に発表されましたが、彼女自身が辛い時にも支えられた曲なのだそう。
2019年7月に発売されたアルバム「SHINE」に収録されています。
「Be...」がドラマ主題歌に起用されたことでめまぐるしく周囲の環境が変わったMs.OOJA。
翌年の2013年は心身ともに疲れ果ててしまったようです。
そんな時ふと頭に浮かんだのがこの「紫陽花」。
当時の彼女の素直な気持ちを歌っているのだとか。
ファンにも根強く支持されている曲です。
MVをチェック!
憂いに満ちた日々
一分一秒毎日は
ドラマで見たような 展開もなくて
ただただ 淡々と過ぎていく
まあ そんなものだよね
どこかで聞こえる 花火の音
一瞬白くなる 夜空
思い出す いつかの夏祭り
出典: 紫陽花/作詞:Ms.OOJA 作曲:Ms.OOJA
日常は特にこれといったドラマのような出来事もなく、過ぎて行きます。
それが幸せではあるのですが時に退屈に感じることも。
今ここで急に奇跡が起きて夢のような展開にならないかな。
なんて心のどこかで期待してしまうことがあります。
そんな時ふと、耳にするかすかな花火の音。
そういえば以前花火大会に行ったっけ、と記憶が呼び起こされます。
憂いに満ちた主人公の表情。
元気があるとはいえないようです。
何か落ち込むようなことでもあったのでしょうか?
生きていれば色々なことがあります。
辛いことも、悲しいことも。
どうしても気分が前向きにならないことも、あるでしょう。
頑張った自分を讃えよう
どんなに望んでも
うまくいかない時もある
だけどさ 死ぬほど
頑張れた自分がいる
それだけで充分だよ
出典: 紫陽花/作詞:Ms.OOJA 作曲:Ms.OOJA
心でうまく行くことを望んでも、現実はそうは行かないことが多々あります。
落ち込んで自分は何てダメなんだ…と思ってしまうでしょう。
どん底まで気分が沈み、立ち直れなくて世界が真っ暗闇のように見えてしまいます。
でも考えてみてください。
これまでものすごく頑張ってきた自分がいるのです。
落ち込むのはそれだけ努力した証拠。
そこまでやれた自分を誉めたたえようではありませんか。
そうして英気を養ったら、また挑戦すれば良いのです。
結果が出るまで。
無理に笑って
ボロボロ疲れて傷ついて
それでも笑ってバランス取ってる
消化出来ないストレスは
また明日に持ち越しだ
何も聞こえない 空っぽの部屋
紛らわすだけの テレビ
忘れられた あの日の約束
出典: 紫陽花/作詞:Ms.OOJA 作曲:Ms.OOJA
努力するのは楽しいけれど、時には疲れることもあります。
うまく行かないと精神的に参ってしまうこともあるでしょう。
それでも何とか笑って、どうにかこうにか心の平静を保つ。
主人公はかなり追い詰められているようです。
ストレスを解消しようにもスッキリすることはできなくて。
テレビを見て笑うなどしても根本的な解決にはならないよう。
ボ〜ッと眺めて、空っぽな部屋の静けさを紛らわします。
最終行の約束とは、誰との約束なのでしょう?
恐らく自分とのなのではないでしょうか。
絶対にこうなる!と約束したにも関わらず、それをまだ果たせていない主人公。
悔しさが込み上げます。