Jealous show, Can’t stop! 視線絡め合いHot
Is this “Bad Love”!? 抗えず
“Bad Love” 甘くBaby
She screams “Jealousy!” 拉がれずに愛し
Is this “Bad Love”!? 悪くないね “Bad Love”

Come to me right now “Bad Love”
溶けるまで味わいな “Bad Love”

出典: BAD LOVE/作詞:溝口貴紀・日高光啓 作曲:David Anthony Eames・Debbie Blackwell

一度バトルは終わって、愛情モードに。

憎しみのことなど一瞬忘れて、相手を愛しているのでしょう。

その幸福感に、主人公は「本当にこれがBad Love(悪い愛)なのか?」と疑います。

その辺りの判断すらつかなくなっていることを表現しているのでしょう。

相手は恋愛テクニックが巧みな様子。

主人公はとうとう、「『悪い愛』も悪くない」と思うようになってしまいました。

バトルの時から、端から見れば主人公の頭はもう正常な思考ではありません。

こうして彼らは、「Bad Love」にどんどんのめり込んでいくのでしょう。

この愛はお酒や薬のような、人の心を惹きつけて離さない魅力があるように思えます。

激化する恋愛ゲーム

2番に入り、バトルはどんどん激化していくことに。

そしてやがて、局面は大どんでん返しを迎えます。

タイアップされたドラマさながらの展開でしょうか。

バトルの決着がつく時、人間の本性が露になるようです。

主人公の矛盾

歪曲(ディストーション)混じりで
A-ha 羨望の虜さ A-ha 沈まぬ熱情を
Don’t you seek!? Don’t you feel baby!?
A-ha 本性までパラドックス A-ha 既視感に溺れて
冷血を装い 愛撫するWild

出典: BAD LOVE/作詞:溝口貴紀・日高光啓 作曲:David Anthony Eames・Debbie Blackwell

主人公は、争っている筈の相手の愛を求めています。

きっと相手もそうでしょう。

二人とも「Bad Love」の虜になっているのですから。

この事実は、2行目の言葉と今までの歌詞でよく分かります。

しかし実際に声に出すのは、3行目のような本心とは真逆の言葉でした。

言っていることと思っていることが矛盾(パラドックス)している状態です。

これだけでなく、主人公は本当の気持ちすら矛盾しているというのです。

どういうことなのでしょうか。

相手のことを憎んでいながら、愛してもいる。

どちらも主人公の本心です。

ですがこれもまた、矛盾していることになるのでしょう。

「愛と憎しみは表裏一体」という言葉があるように、相手を憎みながら愛する

そんな愛の形もあるのです。

オセロのような大どんでん返し

覆すBlack or White 露なNaked soul
選ばれぬ者だけが立ち去ればいい

出典: BAD LOVE/作詞:溝口貴紀・日高光啓 作曲:David Anthony Eames・Debbie Blackwell

バトルはやがて、大きな局面を迎えます。

1行目の「黒と白」はまるでオセロのよう。

この対極を思わせるモノは、二つの意味があるのではないでしょうか。

一つが戦況の変化

黒から白に、または白から黒へと突然状況がひっくり返ってしまったのでしょう。

今まで不利だったのが有利になったか、あるいはその逆か。

そこまでは歌詞だけでは分かりません。

もう一つが善意や悪意のような、人の本性

もっともその本性は、二面性があります。

見た目はまっさらな善意に満ちていても、本当は真っ黒な悪意によるものかもしれません。

善意は時に悪意を引き出すのです。

この白黒合わせた二面性こそが、その人の本当の姿

後半の「Naked Soul(はだかの魂)」にも通じるものがあります。

バトルというのは、必ずどちらかが勝ってどちらかが負けるもの。

勝者は「選ばれし者」として先に進めます。

敗者は選ばれなかったから、蹴落とされるか去っていくしかありません。

これこそ「Bad Love」!?

Jealous show, Can’t stop! 焦らした分だけHot
Is this “Bad Love”!? 足掻くほど
“Bad Love” ハマるBaby
He screams “Jealousy!” シガレットの薫り
Is this “Bad Love”!? 争って
“Bad Love” 熱くCrazy

出典: BAD LOVE/作詞:溝口貴紀・日高光啓 作曲:David Anthony Eames・Debbie Blackwell

バトルを終えて、「Bad Love」を楽しむ二人。

どっぷりとハマっているのが歌詞からでもよく分かります。

一途な恋や純愛とはまったく違う、ドロドロな感覚。

それもまたになるのでしょう。

1番は男性目線でしたが、ここでは女性目線のようです。

バトルでおあずけになっていたからこそ、相手を愛するのを止められません。

相手の男性はタバコを吸っているのが分かりますね。

バトルだけでなくこの匂いもまた、「悪い愛」のスパイスになるのです。

好きなのは変わらない

Hey babyはしたないな まぁ俺も嫌いじゃないが
目と目が絡まったら 待ったなんかは聞いちゃらんない
クビの筋に指を突き アツい吐息混じりの遊戯
次々繰り出してく 何度でも言ってみな “もう無理”

出典: BAD LOVE/作詞:溝口貴紀・日高光啓 作曲:David Anthony Eames・Debbie Blackwell