打首獄門同好会っていうとんでもない名前のバンド
そもそも名前が怖すぎる
打首獄門同好会、なんていう超重量級パワーワード認定を受けてしまいそうなバンドがある。ご存知だろうか。
和風なサウンドか、はたまた反逆者の首をバッサバッサと切り伏せるような処刑人サウンドなのかと思えば、そうではない。
サウンドは重みのある、だが正統派なラウドロック。
ただ、歌詞について言えば、二度寝がどうとか、うまい棒がどうとか、焼き肉がどうとか、日本人なら米とか魚とか、まぁふざけている。
そんな独自すぎる道をひた走るのが「生活密着型ラウドロックバンド・打首獄門同好会」なのだ。
だがしかし、だがしかしだ。想像してみてほしい。
ラウドロックの重いサウンドに首を振りながら、ライブハウスで曲に合わせて「うまい棒!うまい棒!」と叫ぶ観客の気持ちを。
楽しくないわけがないだろう!!
ちょっぴりでも「楽しいかもしれない…」と思ってしまったあなたはもう打首獄門同好会の会員です。入会届、あとで渡しますね。
メンバーもなかなかにエグい
そんな打首獄門同好会、メンバーは男性ギターボーカル+リズム隊の女性2名という、ちょっと珍しい編成をしている。
なんとなくマキシマムザホルモンを彷彿とさせる構成のようだが、まるで別物である。打首獄門同好会はもっとユルい。
さて、打首獄門同好会のメンバーがこちらである。
大澤敦史(おおさわ あつし) ギター&ボーカル担当。
河本あす香(かわもと あすか)ドラム&ボーカル担当。
junko(じゅんこ)ベース&ボーカル担当。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%93%E9%A6%96%E7%8D%84%E9%96%80%E5%90%8C%E5%A5%BD%E4%BC%9A
ギターは7弦、ベースは5弦。いや、それ以前にバンド名だとか歌詞の内容だとか、ツッコミどころが多すぎる。
だがしかし、だがしかしだ。想像してみてほしい。
こんな構成のバンドがかつてあっただろうか、と。自分は知っていただろうか、と。
この記事の読者の大半の答えは「否!」であろう。そう、打首獄門同好会は必ずや新しい音楽の扉を開いてくれる。未知なる音楽を提供してくれる。そんな確証がある。
フローネル
まずはMVをどうぞ
まさかこの楽曲をotokakeで紹介する日が来るとは夢にも思わなかった。
感激でキーボードをタイプする指が震えているのがわかる。
サムネイルからして手描き感あふれる「フローネル」。MVは全編、芦沢ムネト氏のイラストで構成されている。
芦沢ムネトって誰?
芦沢ムネトは、お笑いユニットポップコーンのリーダー。
お笑い芸人のかたわら、「フテネコ」というキャラクターを描いており、LINEスタンプを作成したり、ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」に出演するなど、マルチな活動をしている。
余談だがこのフテネコ、かわいい。
私もフテネコが気に入って、LINEスタンプを購入している一人である。
かわいいだけのキャラクターかと思いきや、絶妙な切り口の「あるある」をブチこんできたり、本気すぎて逆に怖い顔を披露したりする。なかなかの百面相である。
さすが、生みの親がお笑い芸人なだけある。
フローネルのユルすぎる歌詞世界の話 ~コード譜もあるよ!~
「フローネル」はアルバム「10獄(てんごく)」に収録されている。
天国なのか地獄なのかはっきりしろ。