少しずつ積み上げたものが蕾になって花が咲き、最後には全身を包むほどのツルが絡みつく。
だけどそれは自分の責任でもあるし、逆らえないことでもある。
運命とも呼べる出来事は、どうすることもできないのです。
思ってもない様なこと、これはポジティブにもネガティブにもとらえられます。
君のことを思って君が欲しいと思う言葉をあげる。
考えている逆のことを言ってしまう。
お互いに2人は同じ人間になれることがない、全く別の人間だということを知っているのです。
歩み寄ることも思いやることもできるけど、完全に相手のことを知ることはできない。
痛みは共有できても、中身までは知り得ることのないあなた。
君の優しさも知っているはずなのに、思ってもないことを言ってしまっては後悔してしまう。
感傷は此処に残るからね
歪み続けてしまうからね
そっと触れていたいんだよ
出典: アマドール/作詞:須田景凪 作曲:須田景凪
傷ついたことはずっと残り続け、最後まで消えることはありません。
ちょっとした歪みは時間をかけて歪み続けてしまう。
だからこそ傷つけないように、優しく触っていたいと思うのです。
笑った意味さえ知りたい
明日は笑っていよう それが正しいかなんて
誰もわかりはしないから 今日を書き置くの
想い描いていた 日々を呪ってしまうのは
既に癖になっているから 余計に面倒だ
出典: アマドール/作詞:須田景凪 作曲:須田景凪
どんなことになろうとも笑っていよう。
正解かどうかはわからないけれど、わからないからこそ自分で今日を作り上げることもできる。
願っていた日々を呪う癖は、自分の心を蝕んでいる。
理想的な生活をいつかなくしてしまうかもしれない、そういった焦燥感があるのかもしれませんね。
手放しで喜べば良いのに、そうすることもできない。
繊細な気持ちは誰しもが思ったことのある感情なのではないでしょうか。
慰めた 盲が いつか街へ注いで
寄り添って 溺れてしまうなんて 笑えないよなあ
出典: アマドール/作詞:須田景凪 作曲:須田景凪
黙って想ってても なにひとつ 待ってくれないや
ふたりはふたりで ひとつになり得ないから
笑った意味ですら 深くまで 追ってしまうんだ
こころがこころで 縛られてしまうのに
出典: アマドール/作詞:須田景凪 作曲:須田景凪
思っていることを口に出さないのは、相手を思っているからこそ。
なのに時間や人生は待ってくれる訳ではなくて、相手のことを知りたくなってしまうのです。
笑った意味さえ、自分にとって必要なことだと感じてしまう。
君が笑っている理由が知りたい、もっともっと中身を知りたい。
そんなことをすると自分が縛られることも知っている。
けれど、どうしたって大切な君のことを知りたいのです。
ほら また じゃれあって 余計に寂しくなるんだろう
わかってた そんなこと はじめからさ
ほら 今 強がって 余計に苦しくなるんだろう
わかってた そんなこと 言われなくてもさ
出典: アマドール/作詞:須田景凪 作曲:須田景凪
触れあえば触れ合うほどに、寂しくなってしまう。
それはどんどん自分の中で相手が大きな存在になっていくから。
だけど君になれるなんてことはなくて、全てを知れることはない。
楽しいからこそ切なくなる。
強がっているからこそ、苦しくなっていくのです。
愛をテーマにした「アマドール」
須田景凪は「アマドール」について、全ての愛に当てはまる曲だと語っています。
大切な人への思いは、関係や立場に関係なく同じなのかもしれません。
こんなにも大切だけど、まだまだわからないことがある。
相手のことをもっと知りたいと思うのは、そこに愛が存在するからなのでしょう。
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