もう一度、気持ちを立て直そうとするも…(MVの説明)
秋になると主人公は、悲しみを振り払おうと歌ったり、スキップしたりしてみます。
足を高く上げて力強く歩いてみたり、気丈に振る舞っている様子です。
しかし、そんな空元気も長くは続きません。
結局は、悲しみを振り払うことは出来ずに俯いてしまいます。
私は忘れられないし、彼にも忘れてほしくない(歌詞の考察)
君が聞いてくれた悪口も涙も誰にも言わないでね
君が褒めてくれた正直も歌もすぐ忘れちゃうのかな
もうどの記念日もあたしと祝い尽くしたし
この先誰と過ごしても思い出してしまえばいいのよ
友達になんかさ戻れないよ だって君は
出会った瞬間から友達じゃなかった
出典: 最後の彼女になりたかった/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
4行目の言い回しはまるで恨みがこもっているようです。
「私が忘れられなくて苦しんでいるのだから、あなたも同じように苦しめばいい」ということでしょうか。
これは裏を返せば、私のことを忘れないで欲しいという願望なのかもしれません。
初対面の時から今もずっと特別な感情を持っている主人公。
5行目では「友達にさえなれない」と思っているのが分かります。
彼とは完全に他人になってしまったということをここで再確認したのかもしれません。
MVでも、この歌詞の部分で少女は、俯いて立ち止まってしまいます。
最後の歌詞では、主人公は彼に一目ぼれしていたのではないかということが分かります。
彼女にとっては、やっと見つけた運命の人。そんな存在だったのです。
冬
ついに歩くのをやめて、座り込んでしまう(MVの説明)
最初は雪の中でも頑張って歩いていた少女ですが、ついに力尽き、座り込んでしまいます。
次第に夜になり、空を流れる動物達が彼女を慰めるかのように楽器を演奏しています。
ようやく吐き出した本音(歌詞の考察)
君の初めてはどこにも残ってないから
せめて最後の彼女になりたかった
隣りにいたことを思い出なんかにしたくないよ
出典:
2行目はこれまでの「なりたかったな」という軽い言い方ではありません。
「せめて…」と、心からの本音のように聞こえます。
ついに自分の気持ちを誤魔化しても無駄だと気づいたのではないでしょうか。
彼女は悲しみと向き合わざるえなくなったのでしょう。
2度目の春
一目散に駆け出す少女(MVの説明)
2度目の春が訪れると、突然目を見開き、悲しい気持ちを振り払おうとするかのように一目散に駆け出します。
その表情はまだまだ辛そうなのですが、とにかく一生懸命走り続けるのです。
やがて走り疲れて立ち止まった時、少女の表情は一変しています。
彼女の中で何かが変わった瞬間です。