め組の「ござる」に込められた意味などを解説!
め組の「ござる」という曲は2017年10月25日にリリースされました。
「僕だってちゃんとしたかった人達へ」というアルバムに収録されている曲です。
この曲は菅原達也さんの聴きやすい声で、曲調もどんな方でもすぐに耳に入りやすい曲。
癖のない、スーッした感じが聴いていて心地いいです。
この聴きやすい曲「ござる」の曲名の意味について解説していきます。
「ござる」の意味とは?
「ござる」とは昔の侍が「〇〇でござる」のように使っているイメージが強いでしょう。
ただ、ござるにはしっかりと意味があり、「居る」「ある」などの敬語と言われています。
歌詞にある「ござる」の意味とは?
突っ立っているだけで口先だけ達者な僕を地面に写しているだけでござる
出典: ござる/作詞:菅原達也 作曲:菅原達也
このござるの意味は、
口だけはうまいのに、自分は何も行動に移さず全く動かないそんな自分が居る。
いつも調子のいいことを言って実際に自分は何もしていない、
自分が後ろめたいというような感情が伝わってくる気がします。
また、中間には、
突っ立っているだけで口先だけ達者な僕は君と分かち合いたいだけでござる
出典: ござる/作詞:菅原達也 作曲:菅原達也
このござるの意味は、
いつも調子のいいことばかり言ってるけど、
君と分かり合いたいだけ、心とは違うことを言っている、本音をぶつけていない自分が居る。
素直になれない感情があるような気がします。
最後に、
突っ立っているだけで口先だけ達者な僕は素敵な歌を唄いたいだけでござる
出典: ござる/作詞:菅原達也 作曲:菅原達也
このござるの意味は、
調子のいいことばかり言っているけど実は、ただ歌を素直に歌いたい自分が居る。
自分の本当の気持ちは伝えられなかったけど、
本当はただ素敵な歌を唄いたかった僕が居るという、後悔の感情が伝わってきます。
なぜ「ござる」にしたのか?
歌詞やタイトルに「ござる」だけというのは珍しいですよね。
まだ、~でござるというタイトルであればすぐにわかりやすい気がします。
今回このタイトルを決めるにあたり、もしかすると「居る」というタイトルにしようとしたのかもしれません。
しかし、「居る」だけではなんとなく味気なく感じて、
同じ意味合いを持つ「ござる」をタイトルにして歌詞にも入れたと考えます。
「居る」というタイトルより「ござる」の方がインパクトもありわかりやすいですし、覚えやすいでしょう。
め組は少し変わったタイトルをつけるバンドのようで、
「ござる」を収録したアルバムの他の曲のタイトルもとてもインパクトがあります。
「お化けだぞっておどかして」「帰り道のデザート」など、
タイトルを見るだけでどんな曲、歌なんだろうと想像をかきたてられますよね。
将来・未来が不安で立ち止まっている
調子のいいこと言うけど本当は臆病
足元の影がなんだかはっきりしなくて
それを太陽のせいにしたり 雲のせいにした
突っ立っているだけで口先だけ達者な僕を地面に写しているだけでござる
出典: ござる/作詞:菅原達也 作曲:菅原達也
自分が進みたい将来、未来をどうしたいのか悩んでいる気持ちを、
天気のせいにして毎日を過ごしているというもどかしい気持ちがここでは表現されているように感じます。
前に進みたいのに、全然前に進めないそれは、自分の道がこれで合っているのか?
悩んではっきりしない視界の中を進んでいるように感じているのかもしれません。