自分がどう生きるべきなのか、迷っている主人公。

流行を追いかけてはいるものの、生き方に悩んでいるのでしょう。

流行を優先すべきなのか、それとも自分の個性を優先すべきなのか。

考えすぎてしまい、主人公の心は疲れ果ててしまいます。

きっと主人公の周りの人たちも、主人公に向かって色々な意見を言っているのでしょう。

「流行を追うのは悪くない」という人もいれば、「個性を大事にしたほうがいい」という人もいる…。

みんなの意見を聞いているから、こんなに心が疲れてしまっているのではないかと思います。

2番~ラストの歌詞

主人公はどこに向かった?

よそゆきの服を着ても
こんなときどうすればいいのか分からない
楽しげな群れの
カラフルなたった1度の恋をすり抜けて歩く

出典: 有頂天/作詞:雫 作曲:雫

普段はあまり着ないお出かけ用の服を着て、どこかへ向かう主人公。

「楽しげな~」や「カラフルな~」という言葉が登場していますね。

きっと賑やかで恋が生まれやすい場所に行ったのでしょう。

恐らくパーティー会場やクラブといった、男女が出会いやすい場所に行ったのだと思われます。

しかし、主人公はこのような場所にあまり行き慣れていないのでしょう。

どのように振る舞えばいいのか戸惑っている様子が伝わってきます。

周りを見渡すとたくさんの男女が出会い、良い雰囲気になっている…。

でも主人公は一夜限りの恋をする勇気が出なくて、恋のチャンスを逃してしまったのでしょう。

過去の失敗は忘れよう!

ランウェイを駆け抜けてまだ進む
私だって不思議さ

(※くりかえし)

出典: 有頂天/作詞:雫 作曲:雫

せっかくの恋のチャンスを逃してしまった主人公。

しかし、主人公は過去に執着しないタイプの人間です。

なので、失敗はさっさと忘れて、前向きに我が道を進んでいるのでしょう。

ランウェイといえば、最新の服を着たモデルが歩く花道のことです。

過去の失敗を引きずったまま、立ち止まってしまうのは時間がもったいない!と思っているのでしょう。

未来を見据えて歩き続けるのが、主人公の生き方なのです。

ただ、主人公は、時代の移り変わりに合わせた生き方に対して悩みや疑問も抱いています。

新しいものを受け入れていこう!

このまま遠くへ

このまま私と踊りませんか

このまま遠くへ
流行り廃り忘れてさ
思い出なんて美しいもんさ
建前なんて蹴破って

出典: 有頂天/作詞:雫 作曲:雫

迷いや悩みも抱えているけど、それでも主人公は未来に向かって歩き続けようとしています。

そして、一緒に踊らないかと誘いかけていますね。

主人公は周りの人たちに、私のように時代に合わせて楽しく生きていこうよ!と誘いかけているのかもしれません。

一時期だけ流行っていたものや、ある時期は"常識"とされていた考え方も、時代が変われば少しずつ廃れていきます。

いつまでも過去の古い考え方や、時代に合っていないダサいものは、思い切って手放そう…!

そして、新しいものを受け入れよう…!

そんなメッセージが込められているようにも見えますね。

楽しく生きていこう

有頂天で踊りましょう
悩みなんて忘れてさ
そのうちにうまくいくもんさ
着飾っても肝心なことはわからない

有頂天で踊りましょう

出典: 有頂天/作詞:雫 作曲:雫

主人公が最も大切にしているのは、楽しく生きていくことです。

常に華やかで楽しい生き方こそ、主人公が目指しているものなのだと思います。

過去の失敗や栄光、古くなってしまった考え方は捨てて、時代に合わせて生きていけばきっと楽しい人生が待っている…。

主人公はそう信じているのでしょう。

明るく楽しく生きていれば、そのうち成功をおさめることもできる…!と思っているのです。

自由気ままな主人公

I want you, I want you
I hate you but I love you
I want you, I want you…

出典: 有頂天/作詞:雫 作曲:雫

ここでは、主人公の自由気ままな感情が描かれています。

主人公は、常に時代の最先端を追い求めて、楽しく生きていきたい!という自由な考えを持つ人間です。

なのでその時の気分によって、あなたのことが嫌いになったり、求めたり愛することもあるのでしょう。